Mokuシリーズの「PIDコントローラー」を使用すれば、最大4つの個々に設定可能なPIDコントローラーを簡単に活用し、システムのフィードバックと安定化を簡素化できます。
レーザー温度や電流の安定化など、低いフィードバック帯域幅と高いフィードバック帯域幅の両方を必要とするアプリケーションに導入できます。
最大限の柔軟性を得るために、独立したゲイン設定で積分および微分コントローラーを飽和させることにより、PIDコントローラーをリードラグ補償器として利用することもできます。
特長
システム応答をリアルタイムで表示
インタラクティブなボード線図を使用して、制御システムの周波数応答をすばやく設計できます。信号経路全体の信号モニタリング用のオシロスコープ プローブポイントを内蔵しているため、パラメーターの調整と結果の表示を同時に行うことができます。
システム応答をカスタマイズ
低周波と高周波のゲイン飽和を持つ、シングル・ダブルの積分器と微分器を装備しています。比例(P)、積分(I)、微分(D)、二重積分(I+)、積分飽和(IS)、微分飽和(DS)のゲインプロファイルを設定できます。
DSPワークフローのブロック図表示
最大4つの、独立した完全にリアルタイムに設定可能なPIDコントローラーパスを実現します。さらに柔軟性を高めるために、入力信号を制御マトリクスと組み合わせるオプションがあります。
最大8台のPIDコントローラーを同時に実行
マルチインスツルメントモードを使用すると、最大8台の独立したPIDコントローラを使用できます。アナログ入出力に接続をルーティングしたり、デジタル接続することでロスのない機器の配線が可能です。
アプリケーション
フィードバックと 制御システム
レーザー周波数安定化
圧力、力、流量、 その他の制御
スキャンヘッド サンプルステージの 位置決め
温度調節
仕様
モデル | Moku:Go | Moku:Lab | Moku:Pro |
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チャネル数 | 入出力 各 2 ch | 入出力 各 2 ch | 入出力 各 4 ch |
出力サンプリングレート | > 2.5 MSa/s | > 10 MSa/s | > 10 MSa/s |
DAC解像度 | 12 bits | 16 bits | 16 bits |
位相遅れ | < 30_ @ 20 kHz | < 30_ @ 100 kHz | < 30_ @ 120 kHz |
積分器 クロスオーバー周波数 |
12.5 MHz ~ 31.25 kHz | 1.25 Hz ~ 125 kHz | 3.125 Hz ~ 312.5 kHz |
微分器 クロスオーバー周波数 |
3.125 Hz ~ 312.5 kHz | 12.5 Hz ~ 1.25 MHz | 31.5 Hz ~ 31.25 MHz |