ロックインアンプ

Mokuシリーズのロックインアンプは、DC ~ 600 MHz までのデュアル位相復調(XY/Rθ)をサポートしています。

また、2ch・4chのオシロスコープとデータロガーが内蔵されており、最大 1.25 GSa/s の信号観測と最大10MSa/sのデータロギングが可能です。

特長

測定精度を高める二相復調

カスケード接続された単極ローパスフィルタを備えた二相復調器を搭載しており、各直交周波数の第2高調波を減衰させ、ノイズを抑制します。

  • ローパスフィルタのスロープを、6, 12, 18, 24 dB/オクターブから選択
  • 長方形座標(X/Y)モード、極座標(R/θ)モードを選択可能
  • 内蔵オシロスコープを使用して、ローパスフィルタの前に復調された同相信号と直交信号を表示

PIDコントローラ/オシロスコープ/データロガーを内蔵

ロックインアンプに内蔵されたオシロスコープ(4ch, 1.25GSa/s)を使用して、一度に最大4つの信号をモニタし、内蔵のデータロガーを使用して最大10MSa/sのデータを連続的に記録できます。さらに、内蔵のPIDコントローラにより、飽和設定可能なゲインプロファイルをリアルタイムで制御できます。

内部・外部リファレンスで最大限の柔軟性を

幅広いアプリケーションに合わせて、ローカルオシレータソースを設定できます。内部、または外部復調リファレンスから選択するか、ミキサーステージを完全にバイパスします。内部PLL周波数逓倍器を使用して、高調波の250倍まで、または基本周波数の0.125倍まで復調できます。

好きなOSでより多くのデータを即座に測定

Windows、Mac、iPad用のMoku Appから、セットアップのパフォーマンスをワイヤレスで設定・モニターできます。Moku Appは、直感的でダイナミックなユーザーエクスペリエンスを提供するため、セットアップの設定、変更、デバッグを素早く行うことができます。

アプリケーション

アナログ無線

レーザ周波数安定化

レーザ走査型顕微鏡

磁気センシング

ポンププローブ超高速分光法

仕様

モデル Moku:Go Moku:Lab Moku:Pro
チャンネル数 入出力 各 2 ch 入出力 各 2 ch 入出力 各 4 ch
復調周波数 1 mHz ~ 20 MHz 1 mHz ~ 200 MHz 1 mHz ~ 600 MHz
二相復調 X/Y, R/θ X/Y, R/θ X/Y, R/θ
復調モード
  • 内部
  • 外部(内部オシレータから直接入力、または0.125倍から250倍までの周波数逓倍器付きフェーズロックループ)
  • ミキサーステージをバイパスするオプションあり
  • 内部
  • 外部(内部オシレータから直接入力、または0.125倍から250倍までの周波数逓倍器付きフェーズロックループ)
  • ミキサーステージをバイパスするオプションあり
  • 内部
  • 外部(内部オシレータから直接入力、または0.125倍から250倍までの周波数逓倍器付きフェーズロックループ)
  • ミキサーステージをバイパスするオプションあり
ダイナミックリザーブ > 100 dB > 120 dB > 120 dB
フィルタ時定数 128 ns ~ 2.15 s 32 ns ~ 0.537 s 12.8 ns ~ 0.215 s
入力インピーダンス 1 MΩ 50 Ω / 1 MΩ 50 Ω / 1 MΩ
出力ゲイン範囲 -80 ~ +160 dB -80 ~ +160 dB -80 ~ +160 dB
内部オシレータ出力 可変振幅で最大 20 MHz 可変振幅で最大 200 MHz 可変振幅で最大 600 MHz
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