X1 & UV-3727
222nm エキシマランプ対応 殺菌用UV放射計(照度計/線量計) 
(測定対象:222nm エキシマランプ、低圧水銀ランプ、UV-C LED)

222nm を含む遠紫外線の放射照度(mW/cm²)および 線量(J/cm²)を測定

選定ポイント

波長域 250-300nm のみ測定する場合は、X1 & UV-3726 もご検討ください。


UVC 放射計 機種一覧&選定ガイド PDF 439kB 日本語版 Ver.1.2_2108

222nm エキシマランプ対応 殺菌用UV放射計測器 X1 & UV-3727

紫外線殺菌照射(UVGI)は、UV-C 領域(100nm~400nm)の短波長光を使用して、ウイルス、細菌、酵母、真菌などの微生物を分解する滅菌方法です。最も一般的には、254nm で発光する低圧水銀ランプが使用されており、最近では、265nm~290nm で発光する UV LED が採用されています。ただし、これらの従来の UVC 光源は、発癌性および白内障誘発性の影響が強いため、広く使用されているわけではありません。

たとえば Kr-Cl エキシマランプによって生成される 222nm の遠紫外光は、多くの研究の対象となっており、広範囲の病原体に対して有効であることが知られています。遠紫外光は、低圧水銀ランプや UVC LED から発する紫外線のようには人間の皮膚や目を透過しないため、人体へ与える危険性が少ないと考えられます。

UVC 光源の殺菌効果を確かめるためは、UV 線量をチェックする必要があります。このためには、紫外光を照射する位置に検出器をおいて、紫外線の照射量を測定します。放射計は、測定するUV光源のタイプに合わせて適切に校正されていることが重要です。


222nm エキシマランプ、UVC LED、低圧水銀ランプ用の
放射照度検出器 UV-3727

UV-37 シリーズ検出器は、UV スペクトル領域での放射測定用に設計されており、長年にわたって産業及びアカデミック分野で使用されてきました。新発売の UVC 検出器 UV-3727 は、殺菌用途に使用される 222nm エキシマランプ(Kr-Cl)の測定に最適です。さらに、低圧水銀ランプや UV LED など、他のの UVC 殺菌光源の測定も可能です。

検出器 UV-3727 には、深紫外の応答性を拡張したフォトダイオードが組み込まれています。必要なスペクトル感度範囲の放射のみが測定されます(図2)。222nm での校正に加えて、一般的な UV LED 波長と低圧水銀ランプ用の校正係数も選択でき、光源の種類にあわせた最適な設定で測定できます。

放射照度を測定するために、検出器の入射口(コサイン FOV 付き拡散板)を測定したい面に向ける必要があります。拡散板とフォトダイオードは、あらかじめ UV でエージングされているので、使い始めてからの UV 放射による変質の影響を削減します。UV-3727 検出器は、集中的に使用しても、経年変化の影響はほとんどありません。変更はすべて記録されるので、推奨の年次再校正で修正されます。

UV-3727 のフォトダイオードは、数ピコアンペア(10 -12 A)から数マイクロアンペア(10 -6 A)の範囲で、測定信号と放射照度の間の厳密なリニアリティがあります。ハンディ型表示計X1(図1)に接続すると、0.001µW /cm² (@ 222nm) の分解能で、1000 mW /cm² まで放射照度を正確に測定できます。


校 正

絶対単位で信頼性の高い測定を行うには、国家計量研究所(NMI)規格へのトレーサビリティでの校正が必要です。1993年以来、ギガヘルツオプティック社の測定ラボは、PTB(ドイツ物理工学研究所)および DAkkS(ドイツ認定機関)により、スペクトル応答性と分光放射照度の測定に関する校正所として認定されています。すべての工場校正は、認定された校正研究所の校正標準と品質管理に密接に基づいています。したがって、同社の工場校正は、可能な限り最高レベルのトレーサビリティを提供し、長年にわたって世界中で受け入れられています。

個々の産業部門の要件に従って、測定ラボの一部は DAkkS により DIN EN ISO / IEC 17025 テストラボとして認定されています。ギガヘルツオプティック社はオプションで、工場証明書に加えて、UV-3727 と UV 放射計 X1 の DIN EN ISO / IEC 17025 テスト証明書を提供できます。

UV-3727 検出器は、そのスペクトル応答性について校正されています。表示計 X1 では測定時に、222nm エキシマランプ波長、UV-LED、低圧水銀ランプの波長を選択できます。次の校正係数が含まれています。

  • エキシマKrCl ランプ(222nm)を測定するための校正係数
  • 低圧水銀ランプ(254nm)を測定するための校正係数
  • 260nm から 290nm のスペクトル範囲の UV LED を測定するための平均校正係数
  • 公称波長が既知の UV LED を測定するために、波長に依存する 11 個の校正係数が 250~300nm の 5nm 刻みで提供されます。

ハンディ型表示計 X1

表示計X1 は、UV-3727 検出器からの信号を計算し、測定された放射照度を絶対単位、mW/cm² で表示します。内蔵の信号アンプは、検出器の広いダイナミックレンジをサポート します。放射照度に加えて、線量は J/cm² で表示することもできます。X1 には「ピークホールド」表示機能もあります。2つの単三電池を収納して、人間工学に基づいた表示計のハウジングは、モバイルでの使用を想定しています。別売りのユーザーソフトウェア S-X1 を使えば USB インタフェイスを介して PC から測定器を操作することもできます。ソフトウェア開発キット(S-SDK-X20)を使用すると、測定デバイスをユーザのソフトウェアに統合できます。

センサヘッド

図1:222nm エキシマランプ、低圧水銀ランプ、UVC LED の放射照度と線量を測定するためのモバイル UV 放射計



図2:UV-3727 検出器のフラットな分光感度(一般値)

図2:UV-3727 検出器のフラットな分光感度(一般値)



殺菌用途に使用されるフィルタ付きの Kr-Cl エキシマランプの典型的なスペクトルパワー分布

殺菌用途に使用されるフィルタ付きの Kr-Cl エキシマランプの
典型的なスペクトルパワー分布



検出器 UV-3727 の良好なコサイン応答性

検出器 UV-3727 の良好なコサイン応答性

全 般
説 明 222nm エキシマランプ、低圧水銀ランプ、 UV LED を含む殺菌用 UV 光源放射計
主な特長 着脱式の検出器を備えたモバイル測定器。
使いやすく、殺菌用の高い放射強度からリスク評価用の低い放射レベルまで広い測定範囲をカバー
測定範囲 222nm で 0.002 µW /cm² から 1000 mW /cm²(254nm で 900 mW /cm² まで)
主な用途 222nm エキシマランプを含む UVC 光源の殺菌放射照度と線量
校 正 222nm、254nm、UV LED 波長 250~300nm (5 nm ステップ) でスペクトル応答性の校正
測定ヘッド UV-3727
応答性(一般値) 5.75E-05 A /(W /cm²)@ 254nm
ハウジング Ø37mm、高さ 27mm
入力光学系 コサイン FOV、19.2mmφ
マウント M6 ネジ穴
温度範囲 (5〜40)°C
温度係数:-0.168% / °C (*254nm ランプで決定)
表示計 X1
ピークホールド機能付きの放射照度 mW/cm² および線量 J/cm² を表示するためのハンドヘルドメータ
電 源 単三電池 2 本~250 時間動作(バックライト付ディスプレイ OFF 時) 
USB インタフェイスからの給電
インタフェース USB(HID デバイス)          
温度範囲 動作時:5~40°C 保管時:-10~50°C
表 示 液晶グラフィックディスプレイ 97 x 32 ピクセル
ディスプレイエリア 14.3mm x 35.8mm
切り替え可能な LED バックライト
テキストディスプレイ 各4行14文字
フロントパネル制御 3ボタン、メニューシステム
外形寸法 145mm x 63mm x 30mm
重 量 150 グラム
型 番 モデル 説明
15312064 UV-3727-5 UV-C 検出器、工場による校正証明書付き
15312065 X1-5 表示計、2 x 1.5V 単三電池、USB ケーブル、マニュアル
15297539 BHO-11 X1 表示計 と UV-3727 検出器を収納するハードケース 
  KP-UV3727X1-E-I 校正オプション、DIN EN ISO/IEC 17025 試験証明書(DAkkS 認定)254nm 水銀ランプでの校正
再校正
15312093 K-UV3727-E-S 検出器 UV-3727 の再校正、工場による校正証明書付(ドイツの校正ラボにて実施)
15300671 K-X11-C 校正済みの電流源を使用し、表示計 X1 の電流校正と調整、工場による校正証明書付(ドイツの校正ラボにて実施)
  KKP-UV3727X1-E-I 検出器 UV3727 と表示計 X1 の再校正
DIN EN ISO/IEC 17025 試験証明書(DAkkS 認定)254nm 水銀ランプでの校正(ドイツの校正ラボにて実施)
ソフトウェア
15298167 S-X1 X1 表示計用のユーザソフトウェア
15298071 S-SDK-X20 ソフトウェア開発キット

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