焦点距離と撮影範囲

*Dino-Lite の拡大倍率について

Dino-Liteの拡大倍率は、約20インチのモニタを使用して、対象物を「フル画面表示」で表示した場合の拡大率を基準としています。

例:拡大倍率200倍の時、約20インチのモニタ上で1mmの大きさの対象物は、約 20cmに拡大表示されます。
(モニタ上に映し出される対象物を、ものさしで実際に測った場合のサイズを意味します。)
また、同じくDino-Liteの目盛りが200倍の時、約21インチのモニタ上で1mmの大きさの対象物は、約21cmに拡大表示されます。つまりこの場合は拡大倍率は210倍という事になります。

※モニタのサイズや画像表示状態(フル画面表示か、小さく表示しているか)などによって、画面上で測定した場合の拡大率(実測値)が変わります。
※対象物の実際の大きさについてより正確な数値を計測したい場合には、計測可能モデルに付属の専用ソフトをご利用下さい。

Dino-Lite の拡大倍率について

10~90倍(望遠) モデル

  • 望遠モデルは、対象物に密着することなく撮影・観察するためのモデルです。
  • 先端キャップの長さが約10mmとなりますので、先端キャップ取外し可能モデルは、対象物との距離がプラス 10mm 長くなっています。

例:拡大率60倍に目盛を合わせた場合、先端キャップを付けたまま対象物から56mm離した状態 (ピントがあった状態) で、対象物の中の 6.5mm×5.2mm の範囲を観察・撮影することができます。

拡大率 距離A
(通常モデル)
距離B
(先端キャップ取外しモデル)
範囲
(横)
範囲
(縦)
20倍 151 mm 161 mm 20.0 mm 15.0 mm
40倍 77 mm 87 mm 10.0 mm 7.5 mm
60倍 56 mm 66 mm 6.5 mm 5.2 mm
80倍 48 mm 58 mm 5.0 mm 3.8 mm
90倍 47 mm 57 mm 4.4 mm 3.3 mm
  • 上記はおおよその数字を表しており、モデルによって違いがあります。
  • 上記の拡大率は、本体のダイヤルに表示している拡大率とは異なる場合があります。

10~140倍(望遠) モデル

  • 望遠モデルは、対象物に密着することなく撮影観察するためのモデルです。
  • 先端キャップの長さが約 10mm となりますので、先端キャップ取外し可能モデルは、焦点距離をプラス 10mm 長くとることができます。
倍率 焦点距離 撮影範囲(横) 撮影範囲(縦)
10倍 234.5 mm 39 mm 31.2 mm
20倍 112.5 mm 19.5 mm 15.6 mm
30倍 72.5 mm 13 mm 10.4 mm
40倍 54.5 mm 9.8 mm 7.8 mm
50倍 43.5 mm 7.8 mm 6.2 mm
60倍 37.5 mm 6.5 mm 5.2 mm
70倍 33.7 mm 5.6 mm 4.5 mm
80倍 31.3 mm 4.9 mm 3.9 mm
90倍 29.9 mm 4.3 mm 3.5 mm
100倍 29.2 mm 3.9 mm 3.1 mm
110倍 29.1 mm 3.5 mm 2.8 mm
120倍 29.3 mm 3.3 mm 2.6 mm
130倍 29.8 mm 3 mm 2.4 mm
140倍 30.5 mm 2.8 mm 2.2 mm
  • 上記はおおよその数字を表しており、モデルによって違いがあります。
  • 上記の拡大率は、本体のダイヤルに表示している拡大率とは異なる場合があります。

10~230倍 モデル

  • 先端キャップを取り付けた状態で、55倍・200倍の時、対象物にぴったりとつけた状態(距離0)でピントが合います。
  • 通常モデル(先端キャップ取外し不可モデル)は55~200倍の間はピントが合う位置が先端キャップの内側に来てしまう為、ピントが合う状態では使用できません。(詳細は下の表に記載)
  • 先端キャップの長さが約10mmとなりますので、先端キャップ取外し可能なモデルは、対象物との距離がプラス10mm長くなっています。

例:拡大率200倍に目盛を合わせた場合、先端キャップをしたまま対象物に密着させた状態(ピントがあった状態) で、対象物の中の2mm×1.5mmの範囲を観察・撮影することができます。

拡大率 距離A
(通常モデル)
距離B
(先端キャップ取外しモデル)
範囲
(横)
範囲
(縦)
20倍 50 mm 60 mm 20.0 mm 15.0 mm
55倍 0 mm 10 mm 7.2 mm 5.4 mm
100倍 -5  mm*1 5 mm 4.0 mm 3.0 mm
200倍 0 mm 10 mm 2.0 mm 1.5 mm
230倍 3 mm 13 mm 1.7 mm 1.3 mm
  • *1
    距離が“-5 mm”の場合、焦点(ピントの合う距離)が先端キャップの内側5mmに入ったところにあるという事になります。
    そのため先端キャップ取外し可能モデルでないと、ピントが合いません。
    55~200 倍の間でも使用したい場合は、先端キャップ取外し可能モデルを選定ください。
    55 倍以下・200 倍以上では、先端キャップ取外し不可の場合でも問題なくピント調整できます。
  • 上記はおおよその数字を表しており、モデルによって違いがあります。
  • 上記の拡大率は、本体のダイヤルに表示している拡大率とは異なる場合があります。

400~470倍 モデル

  • 拡大率400倍に目盛りを合わせた場合、先端キャップをしたまま対象物と密着した状態(ピントがあった状態)で、対象物の中の1.0mm×0.8mmの範囲を観察・撮影することができます。
拡大率 距離A
(通常モデル)
範囲
(横)
範囲
(縦)
400倍 0 mm 1.0 mm 0.8 mm
  • 上記はおおよその数字を表しており、モデルによって違いがあります。
  • 上記の拡大率は、本体のダイヤルに表示している拡大率とは異なる場合があります。

500倍 モデル

  • 拡大率500倍に目盛りを合わせた場合、先端キャップをしたまま対象物と密着した状態(ピントがあった状態)で、対象物の中の0.8mm×0.6mmの範囲を観察・撮影することができます。
拡大率 距離A
(通常モデル)
範囲
(横)
範囲
(縦)
500倍 0 mm 0.8 mm 0.6 mm
  • 上記はおおよその数字を表しており、モデルによって違いがあります。
  • 上記の拡大率は、本体のダイヤルに表示している拡大率とは異なる場合があります。
ページトップへ