大面積加工に対応する高ダイナミクススキャナ
AXIALSCAN RD-14は、大型ワークを効率的に加工するために開発された偏向ユニットです。
MINISCAN IIIの高い動特性に、ダイナミックプリフォーカスの特長を組み合わせています。
F-Thetaレンズ方式とは異なり、レーザーはスキャンミラー手前で集光されるため、偏向角を最大限に活用できます。これにより加工エリアを大幅に拡張でき、従来は複数フィールドが必要だった大型部品も、1台で加工可能です。生産性向上と工程の簡略化に貢献します。
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高精度なZ軸ダイナミックフォーカシングを実現する
RAYVOLUTION DRIVE technology™ - IP64相当の防塵ハウジング
- 交換が容易なマウンティングフレーム付き第2保護ガラス
- 複数の取り付け方法に対応したコンパクトなハウジング
- XY2-100、またはSL2-100プロトコルによるデジタル制御
- 柔軟なプロセスフィールドサイズに対応

特長
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大面積加工を可能にする光学コンセプト:
偏向角をフルに使用できるため、より大きな加工エリアを確保できます。大型部品でも、1台の偏向ユニットで加工可能 -
スティッチング不要による高効率化:
複数の加工フィールドをつなぎ合わせる必要がなく、段取り時間を大幅に削減 -
高ダイナミクス性能:
高速かつ高応答な動作により、大面積であっても高い生産性を実現 -
ダイナミックプリフォーカス:
追加の光学系を使用せず、非平面構造の加工が可能です。2.5Dのレイヤー加工から完全な3D加工まで対応します。
仕様
一般仕様
| 電源 |
電圧:+48 V 電流:4 A, RMS, 最大8 A リップル/ノイズ:最大200 mVpp, @20 MHz帯域幅 |
|---|---|
| 周囲温度 | +15 to +35 °C |
| 保存温度 | -10 to +60 °C |
| 湿度 | ≤ 80 % 結露なし |
| IPコード | 64 |
| インターフェース信号:デジタル |
XY2-100-拡張プロトコル 16ビット SL2-100 プロトコル 20ビット |
| 典型的な偏向(光学的) | ± 0.393 rad |
|---|---|
| 分解能 XY2-100 16 ビット | 12 µrad |
| 分解能 SL2-100 20 ビット | 0.76 µrad |
| 繰り返し精度(RMS) | < 2.0 µrad |
| 位置ノイズ(RMS) | < 4.5 µrad |
| 温度ドリフト |
最大 Gaindrift 15 ppm/K 最大 Offsetdrift 10 µrad/K ※1 |
| 長期ドリフト 8 時間 ※1 | < 60 µrad |
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※1光学的な角度。軸あたりのドリフト、30 分のウォームアップ後、一定の周囲温度および処理応力で。
主要仕様 – AXIALSCAN RD-14 SI
| 制限入力径 | 5.0 mm |
|---|---|
| ビーム変位置 | 17.0 mm |
| 最適な入力ビーム径 | full beam 4.7 mm, 1/e2 3.1 mm |
| 重量 | 5.5 kg |
|---|---|
| 寸法(電気コネクター除く) | 330.0 x 105.0 x 134.0 mm(L x W x H) |
チューニング別 動的仕様 – AXIALSCAN RD-14 SI
| マーキングチューニング(MA) |
マーキング用途のための最適化されたチューニング |
|---|---|
| ベクトルチューニング(VC) |
処理速度を重視した幅広いアプリケーションへの最適チューニング |
| チューニング | MA | VC |
|---|---|---|
| 処理速度 [rad/s] ※1 | 30 | 50 |
| 位置決め速度 [rad/s] ※1 | 90 | 50 |
| トラッキングエラー [ms] | 0.16 | 0.20 |
| 加速時間 [ms] | 0.30 | 0.46 |
| フルスケールの1%でのステップ応答時間 [ms] | 約0.36 ※2 |
約0.68 ※3 |
| トラッキングエラーフォーカスユニット [ms] | 0.9 | 0.9 |
| 移動レンズの速度 [mm/s] | 900 | 900 |
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※1❝速度の計算❞を参照してください。
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※2フルスケールの1/1,000に設定
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※3フルスケールの1/5,000に設定
速度の計算
プロセスフィールド 100 × 100 mm2 において、偏向角 ±0.393 rad(45°)の場合、角速度 1 rad/s はフィールド内速度 0.12 m/s に相当します。
例:プロセスフィールド 400 × 400 mm2(フィールド係数 4)の AXIALSCAN RD-14 において、
Marking Tuning(MA)で角速度 30 rad/s を設定した場合、フィールド内の加工速度は次のとおりです。
30 rad/s × 0.12 m/s × 4 = 24 m/s
注意:使用する制御カード、加工タスク、プロセスフィールドサイズ、および光学構成によっては、
Z軸動作により加工速度が低下する場合があります。
フィールドサイズ設定例 – AXIALSCAN RD-14
| フィールドサイズ [mm x mm] | 200 x 200 | 300 x 300 | 400 x 400 | 500 x 500 | 600 x 600 |
|---|---|---|---|---|---|
| 作動距離 [mm] | 200 | 324 | 448 | 571 | 695 |
| Spot diameter λ = 355 nm, 1/e2 ca. [µm] | 14.5 | 21.5 | 29.0 | 36.0 | 43.5 |
| Spot diameter λ = 1064 nm, 1/e2 ca. [µm] | 42.5 | 64.5 | 86.0 | 108.0 | 129.5 |
| Working volume [mm] | 36 | 143 | 355 | 747 | 1000 |
スポットデータは、ビーム径 FBD = 4.7 mm の場合に有効です。
作動距離および作動ボリュームは、外部保護カバーガラスを1枚使用した場合の値です。
2枚目の外部クイックチェンジ保護カバーガラスを使用した場合、これらの値はわずかに変化することがあります。
詳細はお問合せください。
光学系仕様
| 波長 と コーティング |
ミラー基板 | 最大許容レーザー出力[W]※ |
|---|---|---|
| 355 nm | SI | 100 |
| 1,064 nm | SI | 300 |
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※シングルモードおよびマルチモードの連続発振(CW)レーザーに対応しています。
アプリケーション
- AM(アディティブマニュファクチャリング)
- プリント基板(PCB)の切断およびマーキング
大面積と高い動特性が同時に求められる用途に最適なソリューションです。
技術資料
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