ID281
超伝導ナノワイヤ シングルフォトンカウンタ
ID281-SMF
ラッチフリー(無停止)クライオスタットで終夜運転も心配無用。
光子数をカウントする(光子数分解能 PNR)専用ディテクタも新発売!
ID281は、高性能なシングルフォトンディテクタ、堅牢なクライオスタット、クラス最高のタイムタギング電子回路の究極の組み合わせで提供します。
高検出効率、低ダークカウントレート、低ジッタ、低リカバリタイムを兼ね備えたスイス製SNSPDで、これまでの実験の限界を打ち破ります。また、光子数分解能(PNR)を備えた、専用ディテクタで、光子の頻度だけでなく、光子の個数も測定できるようになりました。量子情報の実験に新たな可能性を提供します。
クライオスタットには2台から16台までのディテクタを収納できます。自動化されたクローズドサイクルのコンパクトなクライオスタットは、SO (SOrption) タイプとCO (Contiuous Operation) タイプの2種類をご用意しております。SOタイプは0.8Kという極低温を8mKの安定性で保持し続ける他に類を見ない高性能と機器の長寿命を実現しました。COタイプは完全な24時間365日連続運転(受光)を実現しました。高い温度安定性が、長時間の連続実験無停止(Latch - Free)動作を可能にします。
オプションとして、タイムコントローラ ID1000による迅速なデータ処理、コントロール ボックスによる容易な多チャンネル制御、ラックマウント、もご提供しております。
- 24時間365日連続稼働のCO (Contimuous Operation) クライオスタット
- 高性能、長寿命のSO (SOrption) クライオスタット
-
最大8光子までの光子数分解検出
- ほぼ完璧な検出効率:SDE > 95%
- 超低ノイズ:ダークカウント・レート < 1 Hz
- 内蔵低温アンプによる優れた精度:タイミングジッタ < 25 ps
- いつでもアップグレード可能 最大16台の検出器
- 連続システム運用
- 高い信頼性、堅牢性、24時間体制のテクニカルサポート
- あらゆる検出レートにおけるハードウェアベースの真のラッチフリーオペレーション
- 超高速ディテクタ:最大検出速度 > 100 MHz
- 自己完結型ラックマウント・システム
- コントロールボックス
- 高度なタイムタグ、コインシデンスフィルタリング、遅延/パルス生成 (ID1000 タイムコントローラ)
- QKDと量子通信
- 量子光学と量子コンピューティング
- 単一光子源の特性評価
- 蛍光寿命イメージング
- 集積回路の故障解析
- VIS、NIR、MIR分光法
ID281はお客様のご希望をお伺いしてから提案するカスタム製品です。
波長、チャンネル数に加えて、システム受光効率、ダークカウントレート、リカバリ時間、タイミング ジッタ、
それぞれのご希望の仕様と優先順位をお知らせください。
ディテクタ | ||
ピークシステム受光効率 SDE | Standard SNSPDs: ≥ 80% to ≥ 90% (> 95% も可) | |
Ultrafast SNSPDs: ≥ 70% (typ. ≥ 80%) | ||
PNR SNSPDs: ≥ 70% (typ. ≥ 80%) | ||
受光波長 | < 500 nm ~ > 2000 nm | |
広帯域受光効率 (1) | High SDE over > 100 nm range | |
最大ダークカウントレート (1) | < 500 nm ~ 950 nm: < 5 Hz ~ < 1 Hz | |
950 nm ~ 1300 nm: < 20 Hz ~ < 5 Hz | ||
1300 nm ~ > 1600 nm: < 100 Hz ~ < 10 Hz | ||
最大受光レート (1) (2) | Standard SNSPDs: > 30 MHz (recovery time typ. < 30 ns) | |
Ultrafast SNSPDs: > 100 MHz (recovery time < 10 ns) | ||
タイミング ジッタ (FWHM) (3) | < 25 ps ~ < 40 ps (typ. < 30 ps) | |
出力パルス幅、電圧 | > 5 ns, > 100 mV | |
ファイバ種類 (1) (4) | シングルモードファイバ | |
クライオスタット | ||
モデル | ID281 SO (5) | ID281 CO (6) |
ディテクタ ベース温度 | 0.8 K | > 2 K |
基準温度での運転時間 | ≥ 24 hours (5) | Indefinitely (6) |
ディテクタ数 | 1 ~ 16 | |
大きさ | 63 cm x 30 cm x 30 cm |
(1) 検出器の仕様は波長依存性がありますので、詳細はお問い合わせください。
(2) 検出後、検出効率が最大値の50%に回復するまでの時間をリカバリータイムと定義しています。
(3) タイミングジッターは、検出波長、検出器の設計、検出器の構成により変化します。ご要望に応じて、より低いジッター値を優先することが可能です。
(4) マルチモードファイバのカップリングは、ご要望に応じて対応可能です。
(5) ID281SO(SOrption)システムは、ID281COシステムに比べ、最高のSNSPD性能を達成し、システム寿命も長くなっています。
また、ID281 SOシステムの自動運転により、毎日ヘリウム凝縮サイクルを行うことで、無期限の連続運転が可能です。
(6) ID281CO(連続運転)システムは,上記仕様表に記載された性能を達成しつつ,真の無停止・無期限のSNSPD運転を実現します。
データシート
アプリケーションノート
使用例
- Use Case_ICFO光科学研究所_量子インターネットの実現に向けて 日本語版 789KB
- Use Case_オレゴン大学_量子情報科学 日本語版 527KB
- Use Case_スティーブンス工科大学_集積量子フォトニクス 日本語版 701KB
- Use Case CNRS Quantum Optics SNSPD 533KB
- Use Case ICFO Barcelona-Towards a Quantum Internet 1.01MB
- Direct measurement of the recovery time of superconducting nanowire single-photon detectors 1.70MB
- Use Case: QKD over 400 km 513KB
- Use Case: QKD Research 769KB
- Use Case: Quantum Information Science 1.70MB
- Use Case: Integrated Quantum Photonics 1.11MB
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