研究者によって作られた、研究者のための、テストプラットフォーム
Liquid Instruments社は、オーストラリア国立大学(ANU)出身のメンバーが主軸になっており、
NASA や LISA の重力波プロジェクトに携わったメンバーも所属しています。
自身らの研究活動での経験から、日々変化する研究開発の要求に対し、使いやすいだけでなく、
柔軟に機器やテストの構成を変えられるテストデバイスを作るため、2014年にLiquid Instrumentsを設立しました。
そんな彼らが開発した製品が、1台で複数の計測器を使用可能な、マルチ計測デバイス「Mokuシリーズ」です。
Moku は、高性能なテスト・計測機器を、1台のデバイスに統合した、オール・イン・ワンのテストデバイスです。
高性能な「ハードウェア」

すべてのMokuデバイスのコアには、高速な並列処理を可能にする、強力な「Xilinx FPGA」が搭載されています。 これにより、複数の計測器を1台のハードウェアに搭載できます。 インターフェースには、ノイズ特性を考慮した高速入出力を備え、またデバイスへの接続は、Wi-Fi、USB、Ethernet経由で行えます。
柔軟で直感的な「ソフトウェア」

すべての計測機能で一貫した操作性を提供する、専用アプリ「MokuOS」は、テストと測定における最も直感的なユーザーインターフェースです。 わかりやすい操作画面によって、テストや実験の設定、実行、自動化がシンプルになるだけでなく、従来のラック型、ベンチトップ型の機器と比較して、結果を得るまでの時間を短縮します。 PC、iPad から接続・制御でき、Python、MATLAB、LabVIEW 等の API もご用意しています。
Mokuは、コストも、セットアップの手間も、設置スペースも、削減します。


従来の計測デバイスは、「 1 機能、1 台のデバイス」。
例えば、ファンクションジェネレータと、オシロスコープが必要な場合、機能ごとに、別々のデバイスを用意する必要がありました。
さらに多くの機器を使う場合、コストも増え、ラボ内の設置スペースを確保する必要があるだけでなく、
各デバイスを接続・連携するためのセットアップ、配線や、ソフトウェアのプログラミングが必要な場合もあります。
Moku シリーズを使えば、もう複数の機器を揃える必要はありません。
1台で14種類の機能を切り替えて使用できるため、ラボ内の限られたスペースを有効に活用でき、
また導入コストやセットアップ時間も、大幅に削減します。
Mokuは、各機能をシームレスに切り替えできます。
専用アプリ「 Moku OS 」から直感的に操作でき、ワンクリックで各機能を切り替えることが可能です。
「 計測・解析機能 」「 信号生成機能 」「 制御・調整機能 」、強力な機能を1台に備えたMokuは、必要な時、必要な機能を提供します。
ケーブルの差し替えや複雑な設定は不要です。作業の流れを止めることなく、テスト・測定の視点を切り替えられます。
Mokuは、複数機能を同時に実行できます。
マルチインスツルメントモードを使うと、Mokuデバイスに搭載されている機能の中から、最大8機能を同時に実行することが可能です。
もちろん配線・プログラミングは不要で、アプリ上で、使用する機能、入力元・出力先を指定するだけで使用できます。
Mokuは、日々進化します。
一番最初にリリースされたのは、200MHzの「Moku:Lab」です。リリース当時は4機能でしたが、現在14機能まで拡張しています。
Moku は、ハードウェアのアップグレードを必要とせず、新しい機能を追加することが可能です。
Liquid Instrumentsは、研究者にとって、より使いやすく、より役立つデバイスを目指して、今後も模索し続けます。
あなたの研究・開発には、どの「Moku」が最適でしょうか?
Moku シリーズでは主に、帯域別に4種類のモデルをご用意しています。
その他、チャネル数、デジタルI/O、ノイズ性能など、要求スペックに合わせてお選びいただけます。





