レーザー用保護メガネは、使用するレーザーの波長や出力、発振方式、作業内容に合わせて選びます。見た目やレンズの色、レーザーのクラスだけで適合する製品を判断することはできません。
このページでは、選定前に確認する情報と、フィルター・フレームを選ぶ手順をご案内します。
Step 1 対応する波長を確認する
フィルターの保護性能は、波長によって異なります。使用するレーザーの波長が、フィルターの対応範囲に含まれることを確認してください。
同じ種類のレーザーでも、装置によって発振波長や仕様が異なる場合があります。「ファイバーレーザー用」「YAGレーザー用」などの名称だけで判断せず、実際に使用する装置の仕様と照合します。
複数の波長を使用する場合は、すべての対象波長について保護性能の確認が必要です。
Step 2 必要な保護性能を確認する
光学濃度(OD)は、特定の波長の光をどの程度減衰させるかを示す値です。同じ波長では、ODが大きいほど透過する光が少なくなります。 ただし、ODの数値だけで保護メガネを選定することはできません。レーザーの出力条件や発振方式、製品の適用規格・保護レベルも併せて確認します。 必要な保護性能は、装置の仕様や作業条件に基づき、レーザー安全管理者などの適切な知識を持つ担当者と確認してください。
Step 3 視認性を確認する
必要な保護性能を満たしたうえで、作業に必要な視認性を確認します。
可視光線透過率(VLT)は、可視光をどの程度透過するかを示す値です。一般に、VLTが高いほど明るく見えます。ただし、見え方は照明環境やフィルターの色にも影響されます。
装置の表示や警告灯など、作業中に識別する必要があるものを確認してください。明るさや色の好みだけを理由に、指定されたフィルターを変更しないでください。
Step 4 対応するフレームを選ぶ
選定したフィルターを装着できるフレームの中から、使用者に合うものを選びます。 確認するポイントは、次のとおりです。
- 顔に適切にフィットするか
- 普段お使いのメガネと併用できるか
- 作業に必要な視野を確保できるか
- 他の保護具と干渉しないか
- 使用中にずれや圧迫感が生じないか
laservisionでは、メガネの上から装着できるFit-over TypeやFit-over Goggle Typeもご用意しています。
よくある質問
Q1クラス2・クラス4という区分だけで保護メガネを選べますか?
選べません。レーザーのクラスは危険性の区分であり、保護メガネの型番を直接指定するものではありません。波長や出力条件、作業内容などに基づいて、保護具の要否と必要な性能を確認します。
Q2同じ波長なら、別のレーザー装置でも使えますか?
同じ波長でも、出力やパルス条件などが異なれば、必要な保護性能が変わります。装置や使用条件を変更する際は、適合性を改めて確認してください。
Q3レンズの色が同じなら、保護性能も同じですか?
同じとは限りません。色ではなく、型番ごとの対応波長と保護性能をご確認ください。
Q4保護メガネを着用すれば、レーザービームを直接見てもよいですか?
いいえ。保護メガネを着用していても、レーザービームを直接見ないでください。装置の取扱説明書と施設の安全手順に従って作業してください。
Q5仕様が分からず、選定できません。
レーザー装置のメーカー名・型式、確認できる仕様、作業内容をお知らせください。不明な項目は、その旨を添えてご相談ください。
製品選定のご相談
使用条件に合うフィルターやフレームが分からない場合は、オプトサイエンスへご相談ください。
型番が決まっている場合は、型番を添えてお問い合わせいただけます。

