Periodically Poled Stoichiometric Lithium Tantalite
Periodic Poled SLT(ppSLT)は、紫外域から中赤外域までの幅広い波長帯で周波数変換を実現する、先進のQPM非線形光学材料です。
特に深紫外域から中赤外域までの高出力発生を可能にし、他のQPM結晶では達成できない領域をカバーします。
例えば、緑色光では数十ワット級のパワーを安定して生成できます。
Raicolの最先端ポーリング技術により、精密かつ一貫したドメイン構造を実現。
Fan-Outポーリングなどの高度な構造設計にも対応します。
これにより、波長可変での周波数変換デバイスを柔軟に設計可能です。
単一素子で高出力THG(Third Harmonic Generation)を生成できるため、
光学系を省スペース化し、システムを大幅に簡素化できます。
長期にわたる安定稼働を支える高い信頼性と、用途の変化にも応える優れた柔軟性と拡張性を備え持ちます。
特長
- 高いパワーレベルの励起に対する高い損傷閾値
- コンパクトな固体レーザーに最適
- 高い非線形係数
- 可視光生成のアプリケーションに優れる
アプリケーション
PPSLT DFG(差周波発生)*1
PPSLT は紫外から中赤外までの広い波長帯で周波数変換アプリケーションに適した有力な非線形光学材料です。
PPSLT SFG(和周波数発生)*2
PPSLT は紫外から中赤外までの広い波長帯で周波数変換アプリケーションに適した有力な非線形光学材料です。
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*1差周波発生(DFG) は2種の異なる周波数の差周波数が発生されることです。
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*2和周波発生(SFG)は、非線形光学プロセスであり、この現象は周波数 ω1 および ω2 における2つの入力光子の消滅に基づいており、同時に、周波数 ω3 の1つの光子が生成されます。 (ω3 = ω1 + ω2)
OPO 向け PPSLT
PPSLT は紫外から中赤外までの広い波長帯で周波数変換アプリケーションに適した一般的な非線形光学材料です。
Raicol 社では、以下のタイプの PPSLT OPO を提供しています。
- ポンプ / 信号波長用にコーティングされた標準 DBAR
- 一体型シングルパスとダブルパス
- 凸面 / 凹面の共焦点モノリシック構造
SHG 用 PPSLT
PPSLT(周期的にポーリングされた化学量比例のニオブ酸リチウム)は出力電力が数ワット必要とされるコンパクトな固体レーザーに好適で有力な非線形光学材料です。
Second Harmonic Generation (SHG) はそれによってポンプ波長が入射波長の半分の波長もしくは2倍の周波数の新しい波長を発生させる非線形光学プロセスです。
Nd:YAG の 1064nm 波長を使うと、SHG は 532nm の緑色になります。
仕様
Aperture | Typical 0.5 mm*2mm |
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Length | Up to 40 mm |
Transperancy Range | 300 nm -5,000 nm |
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