OZ Optics社製の「EPC」は、独自のファイバスキーズ (加圧) 技術を採用した
高速・高性能な偏光制御・偏光スクランブルデバイスです。
単一モードファイバ(SMF)内の偏光状態を直接操作するため、
低挿入損失・高反射減衰量・極めて低い偏光依存性損失 (PDL) を実現します。
最高2kHz (共振周波数時30kHz) の高速応答により、外部環境による偏光変動にも
迅速に対応可能です。
偏光モード分散 (PMD) やPDLの緩和・測定、干渉計、センサー、光ファイバレーザなど
幅広い測定・通信用途に最適です。
3チャンネル (スクランブル向け) および連続偏光制御が可能な4チャンネル仕様をラインアップし、
組み込み用基板 (PCB) にも対応します。

特長
- 無視できるほどの低損失
- 無視できるほどの反射
- 無視できるほどの PDL
- 連続偏波の制御可能
- 小型、PBC 互換性
- 最大 2kHz の反応速度、30kHz の共振周波数
仕様
| モデル | EPC-3000 | EPC-4000 |
|---|---|---|
| 電気特性 | ||
| チャネル数 | 3 | 4 |
| 電圧範囲 | 0~140 V | 0~140 V |
| 入力容量(各チャネル) | 0.2 µF | 0.2 µF |
| 3dB バンド幅 | >30 kHz | >30 kHz |
| 電気インターフェース*1 | 8 pin ボードコネクタ 他相談可 |
8 pin ボードコネクタ 他相談可 |
| 光学特性 | ||
| 遅延範囲 | 2 π (Min) | 2 π (Min) |
| 挿入損失(コネクタ除く)*2 | 0.05 dB | 0.05 dB |
| 反射(コネクタ除く) | >60 dB | >60 dB |
| 波長範囲 | 1260 ~ 1650nm その他波長相談可 |
1260 ~ 1650nm その他波長相談可 |
| 動作損失3 | ± 0.05 dB | ± 0.05 dB |
| 偏波依存性損失(PDL) | <0.06 dB | <0.06 dB |
| 動作温度 | -10 ~ +50 ℃ | -10 ~ +50 ℃ |
| 保存温度 | -40 ~ +80 ℃ | -40 ~ +80 ℃ |
| ファイバー種類 | 9/125 µm その他相談可 |
9/125 µm その他相談可 |
| 機械特性 | ||
| 大きさ(L x W x H) | 83 x 19 x 16.5 mm | 83 x 19 x 16.5 mm |
| 重さ | ~80 g | ~80 g |
-
*1一般的な挿入損失
-
*20~140 V を各チャネルに適用
用途
- 偏波スクランブル
- 偏波安定化
- PMD、PDL、PDG 緩和
- 測定器
- 干渉計、センサー
- ファイバーレーザー
- 偏波合波
- 計装試験
アプリケーション例
注文方法
型番の一例
EPC-3000-11-1300/1550-9/125-S-3U3U-1-1
- 3チャネル
- 波長:1300/1550nm
- ファイバー:9/125µm シングルモード
- コネクター:FC/APC
- 入出力ファイバージャケット:外径 900µm
- 入出力ファイバー長:1m
外形寸法図
FAQ よくある質問
Q1偏波コントローラー / スクランブラーはどのように動作しますか?
偏波コントローラーは、独自の電子駆動式ファイバースクイーザー技術を使用し、25 N 以上の力で光ファイバーに高い圧力を加えます。
これは、偏波に360度以上のスケールで位相変化を導入するのに十分な圧力です。
このようなファイバースクイーザーを3つまたは4つ、それぞれ隣り合うスクイーザーに対して45度傾けて直列(カスケード)に配置することで、
デバイスを通過する任意の入力偏波を、任意の希望する出力偏波に変換できます。
Q2偏波コントローラーにおいて、なぜ3スクイーザーシステムよりも4スクイーザーシステムを推奨するのですか?
連続的な偏波制御を行うには、4スクイーザーシステムが推奨されます。
3スクイーザーシステムでも任意の入力偏波を任意の出力偏波に変換するには十分ですが、連続的な制御は行えません。
一定の偏波を維持するためにスクイーザーを能動的に制御している場合、いずれか1つのスクイーザーが電圧限界に達してしまうことがあります。
3スクイーザーシステムでは、そのスクイーザーをリセットするしか選択肢がなく、一時的に偏波が失われる原因となります。
4スクイーザーシステムでは、冗長(予備)のスクイーザーが1つ含まれています。
そのため、現在限界に達しているスクイーザーに印加されている電圧を下げ、その変化を残りの3つのスクイーザーで補正(カバー)することができます。
Q3マルチモードファイバーで偏波コントローラーを製造することはできますか?また、偏波保持ファイバーではどうですか?
いいえ、マルチモードファイバーで偏波コントローラーを構築することにはあまり意味がありません。
定義上、マルチモードファイバー内の光は複数のモードに沿って伝搬することができます。
それぞれのモードが独自の偏波状態を示すため、各モードを個別に制御することは不可能です。
一方で、偏波コントローラーに使用されているこのスクイーズ技術は偏波保持ファイバーに対しては機能しませんが、
偏波コントローラーの出力側に偏波保持ファイバーを接続することは可能です。
一般的なアプリケーションの1つとして、偏波が変動する入力光をこのコントローラーで受け、
偏波保持ファイバーのスロー軸(遅相軸)またはファスト軸(進相軸)に整列した直線偏光に変換する用途があります。
これにより、偏波特性を持たない一般光源であっても、偏波保持ファイバーと組み合わせてシステムに使用できるようになります。
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