簡単な構造で高い性能のカプラー/スプリッター
フューズドカプラーは、2本以上のファイバー間で光信号を分岐したり、複数のファイバーから1本のファイバーへ光信号を合波するために使用されます。ファイバーを溶融・テーパ加工して作られるため、シンプルで頑丈、かつコンパクトな構造が特長です。典型的な余剰損失は0.2 dBと低く、分岐比の許容誤差は±5%から±0.5%(設計波長や分岐比によって異なります)です。双方向で使用可能であり、低反射・低挿入損失を実現しています。
OZ OpticsのフューズドPMスプリッタは、例えば1550 nm帯で±20 nmにわたる広い動作波長範囲を備えています。また、1064 nmや980 nmといった小コアファイバー向けの製品もご用意しております。
FC、SC、ST、LCなどのすべての標準コネクタおよび仕上げ(Super PC、Ultra PC、APCなど)に対応可能です。また、コンポーネントインテグレーターとして、チューナブルフィルタ、可変アッテネーター、コリメータなどの部品をカプラファイバーに直接組み込むことができます。これにより、中間コネクタやアダプタを削減し、コストや挿入損失を抑えるとともに、融着接続の手間も不要になります。



特長
- 可視光から近赤外光までのラインアップ 780~2005nm
-
シングルモードファイバー、マルチモードファイバー、
偏波保持ファイバーに対応
- 低損失
- 広い帯域
- 高い均一性
- 小型
仕様
| 分岐比 *1 | 50/50, 90/10, 95/5 |
|---|---|
| 分岐比公差 | 95/5 ±1.5 % 90/10 ±2.2 % 50/50 ±5 % |
| 中心波長 | 780, 850, 1064, 1310, 1480, 1550, 2005 nm *2 |
| バンド幅 | 中心波長の ±1.25 % ±20 nm *3 |
| 偏波消光比 | スルー・ポート 23 dB (typ.), 20 dB (Min.) *4 タップ・ポート 17 dB (typ.), 15 dB (Min.) *4 |
| 反射減衰量 | <50 dB |
| ダイレクティビティ | <55 dB |
| 過剰損失 | 0.2 dB (typ.) *5 <0.4 dB (Max.) *5 |
| 動作温度 | 0 ~ 70℃ |
| 保存温度 | -40 ~ 85℃ |
注記
-
*1他の分岐比は要相談
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*2他の波長は要相談
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*3波長によります
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*4コネクター除く
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*5コネクター除く
用途
- 光アンプ
- ファイバーレーザー
- 光パワーモニタ
- ファイバージャイロスコープ
- コヒーレント光通信
PM Splitter Fiber Geometry
注文方法
型番の一例
FUSED-12-1480-8/125-95/5-3A3A3A-1-0.5-PM
- 1×2
- 波長:1480nm
- ファイバー:コア径8 / クラッド径 125µm
- 分岐比:95 / 5
- コネクター:FC / AngledPC
- ファイバージャケット:1mm
- ファイバー長:0.5m
- 偏波保持ファイバー(PMF)
外形寸法図
Dimensions of 1x2 or 2x2 Fused Splitter with 250 Micron or 900 Micron Jacketed Fibers.
Dimensions of 1x2 or 2x2 Fused Splitter with 3mm Cabled Fibers.
Dimensions of 1x2 or 2x2 Fused Splitter with 3mm Cabled Fibers (Version 2).
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