PC基板に実装可能で、コンパクト、しかも低反射減衰(戻り損失)のインラインアッテネータです。
OZ Optics社のアッテネータは、振動、温度、湿度安定性に関するTelcordia仕様に対応するように設計されています。 1300nmと1550nmで、挿入損失の変化を最少に抑えて使用できます。 アッテネータの側面と端面の取付穴で、プリント基板やパッチパネルに簡単に取り付けられます。 丸型と角型のハウジングがあります。 取付穴パターンとアッテネータサイズは、お客様の条件に合わせて変えることができます。 また、入力ファイバーと出力ファイバーを同じ面に備えた反射型アッテネータも取りそろえています。
アッテネータは 2枚のベースプレートから構成されています。 各ベースプレートは、コリメーターレンズ付きファイバーを備えています。 アッテネータは、OZ Optics社の特許である傾斜調整技術で最適カップリング効率を確保するために、アライメントしてあります。 ネジで 2枚のレンズ間のコリメート光をブロックします。 ビームを直接ブロックすることでアッテネータが機能するため、偏光には左右されません。
温度や湿度の影響を受けないよう、シールキャップで封止してあります。 このアッテネータは、長期間にわたる水中での浸漬にも耐えることができます。 適用例としては、CATV、LAN、光学パワー調整、テレコミュニケーションのレシーバーパッドなどがあります。
偏波保存ファイバーにピグテール接続したアッテネータもあります。


特長
- 堅牢でコンパクトなサイズ
- 広い波長範囲(350~2050nm)
- 低反射損失
- 低PDL(偏波依存損失)および低波長依存性
- 高出力対応
- 広い減衰範囲
- Telcordia規格に準拠した設計
- 低コスト
-
シングルモード、偏波保持、
マルチモードファイバーバージョンを提供
仕様
| モデル | BB-100, BB-400, BB-500 & BB-700 | |
|---|---|---|
| 挿入損失 | Standard | ≦1.5dB |
| Low Loss Versions Backreflection 40, 50dB | 1dB | |
| Low Loss Versions Backreflection = 60dB | 0.6dB | |
| 反射減衰 | Singlemode or PM | 40, 50 or 60dB |
| Multimode | 35dB | |
| パワーハンドリング | 40dB or 50dB Backreflection | ~2 Watts |
| 60dB Backreflection | ~2 Watts | |
| アッテネーションレンジ | ~80dB | |
| 波長依存性 *1, *2 | ||
| From 1300nm to 1550nm: | < 0.3dB | |
| From 1520 to 1570 or from 1570 to1620nm (C and L bands): | Up to 0.05dB | |
| 波長範囲 | 350 -2050nm | |
| 温度依存性*2 | (-35℃ to +70℃) | |
| Typical: | ±0.3dB change in attenuation | |
| Maximum: | ±0.5dB change in attenuation | |
| 保管温度 | -40℃ to +85℃ | |
| 湿度依存性 *2 (10% to 90% humidity) | ±0.2dB change in attenuation | |
| 落下試験 | ±0.2dB change in attenuation | |
| 振動 (Between 10Hz to 55Hz) | ≧ 0.05dB change in attenuation | |
| 耐水テスト | ±0.1dB | |
| 偏光感度 *1, *2 | ~0.01dB | |
| 偏光消光比 | ≧20dB Standard, ≧25dB Medium *2, ≧30dB Premium *2 |
-
*1LL = 0.6dB、本体が60dBの反射減衰量の時は0.6dB、その他のアッテネーターは1dB。
-
*2ERの指定がない場合は、デフォルト値は20dBです。
用途
- 通信分野
- CATV
- LAN
- 光センサー
- 試験および測定
- 受信機のパディング
- OCTシステム
-
WDMおよび多チャネル光増幅ネットワークでの
光パワー均一化およびパワー制御
注文方法
以下、それぞれのタイプ・パラメーターをご指定いただき、赤色の太字をハイフンでつないでいただくと型番になります。
例)BB-100-11-1550-9/15-M-35-3S-1-1-LL
レセプタクル型
本体タイプ
- 可変アッテネータ [BB]
寸法
- 外径24mmハウジング [100]
- 外径12mmハウジング [400]
- 長方形ハウジング [500]
- ミニチュアハウジング [700]
ピグテイル型
- [11]
波長(nm)
[ ] nmで指定ください。(1550 nm は 1550)
ファイバーコア / クラッドサイズ(µm)
[ ] / [ ]
標準ファイバサイズはこちらを参照
ファイバータイプ
- マルチモード [M]
- シングルモード [S]
- PM(偏波保存) [P]
反射減衰量(戻り損失)
- 35dB [35]
- 40dB [40]
- 50dB [50]
- 60dB [60]
-
※40/50/60dBは、シングルモードファイバーとPMファイバーのみ対応可能です。
-
※35dBはマルチモードファイバーのみ対応可能です。
-
※60dBの反射減衰量は、波長1300/1550nmのみ対応可能です。
その他の波長では、追加料金がかかることがあります。
コネクターコード(入射側 出射側)
- スーパーNTT-FC/PC [3S]
- ウルトラNTT-FC/PC [3U]
- アングルドNTT-FC/PC [3A]
- AT&T-ST [8]
- SC [SC]
- アングルドSC [SCA]
-
※入力側にアングルドFCコネクター用のレセプタクル、出力側はSCコネクターの場合は [3ASC] としてください
-
※その他のコネクターについてはこちらを参照
ファイバー被膜タイプ
- 外径900ミクロン [1]
- 外径3mmケブラ補強PVCケーブル [3A]
-
※その他のファイバー被膜タイプについてはこちらを参照
ファイバー長(m)
[ ] 入力側に 1m、出力側に 7mを注文する場合は [1,7] としてください。
オプション
- 低損失アッテネーションを希望 [LL]
- PM アッテネータで最小消光比を25dBを希望 [ER=25]
- PM アッテネータで最小消光比を30dBを希望 [ER=30]
- オプションなし
-
※LLオプションは本体が60dBの反射減衰量の時は、0.6dB、その他のアッテネータの場合は1dBです。
-
※ERの指定がない場合は、デフォルト値は20dBです。
FAQ よくある質問
Q1ビーム遮断(遮光)型バージョンは、ND(中性濃度)フィルター型バージョンと比較してどのような利点や欠点がありますか?
ビーム遮断技術は、その性質上、高パワーアプリケーションに自然に適しており、より高い減衰量を達成できます。
一方、NDフィルター型バージョンは、マルチモードアプリケーションにおいて
モード依存性やモーダルノイズ(モード競合雑音)が少ないという特長があります。
Q2モード依存性やモーダルノイズとはどういう意味ですか?
マルチモードという用語は、光が単一のファイバーの内部を伝搬するための経路が複数存在することを意味します。
これらの経路は「モード」と呼ばれます。
これは、ユニットが束(バンドル)にされた複数のファイバーで構成されているという意味ではありません。
コヒーレントなレーザー光がマルチモードファイバーに結合されると、出力にスペックルパターン(斑点模様)が現れます。
ファイバーを曲げると、このスペックルパターンが変化します。
システム内の損失が「どのモードが励振されているか」に依存する場合、ファイバー内で励振されるモードが変化することで出力パワーが変動します。
これがモーダルノイズとして知られている現象です。
使用されている光源がLEDである場合はスペックルが見えないため、モーダルノイズは問題になりません。
しかし、レーザー光源の場合は、モーダルノイズが問題となります。
遮断(遮光)スタイルのアッテネータをマルチモードファイバーで使用すると、一部のモードは遮断され、他のモードは透過します。
これにより、コヒーレント光源において 1 dB 以上のモーダルノイズによる変動が生じる可能性があります。
NDフィルターを使用した可変アッテネータは、モーダルノイズによる影響をそれほど強く受けません。
ただし、NDフィルター型アッテネータは減衰範囲が狭く(40 dB 程度)、約 50 mW までのパワーしか扱うことができません。
Q3貴社のアッテネータに使用されているファイバーの標準的な開口数(NA)はどれくらいですか?
また、ピグテールスタイルのアッテネータを注文する際にファイバーのNAを指定する必要はありますか?
当社で使用しているファイバーの詳細情報については、標準仕様表のデータシートをご参照ください。
標準仕様表に記載されていないファイバーのご使用を希望される場合は、ご注文時にその仕様(NAなど)をご指定いただく必要があります。
Q4反射減衰量(Return Loss)が 60 dB のアッテネータを注文したのですが、測定したところ反射減衰量がそれより高くなっていました。
なぜですか?
コネクター付きで 60 dB の反射減衰量のアッテネータを注文された場合、戻り光反射(背後反射)の大きさは、
ファイバーに対してどのグレードのコネクターを選択したかによって左右されます。
通常、希望する反射減衰量を実現できるのは、角度研磨(APC)スタイルのコネクターのみです。
デバイス自体は 60 dB の反射減衰量を持っています(つまり、コネクターを切り落として反射減衰量を測定すれば、60 dB 以上の値が得られます)。
しかし、もしウルトラPC(UPC)研磨仕上げのコネクターのみを選択されていた場合、コネクター部での反射により、
全体としては 50〜55 dB 程度の反射減衰量しか確認できないことがあります。
Q51300 / 1550 nm 用のアッテネータは、他の波長でも動作しますか?
はい、動作します。
これらは Sバンド(1470-1520 nm)、Cバンド(1520-1570 nm)、および Lバンド(1570-1620 nm)でも、
減衰量の変化(波長依存性)をほとんど伴うことなく使用することが可能です。
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