端面をレーザー成形したテーパ加工・レンズ加工ファイバーは、用途に合わせて最適な光の入出力を実現し、結合効率とモード整合性において優れた性能を発揮します。
また、その他の製法としてファイバー端面を特定の曲率半径やテーパ角に研磨し、レンズ形状を形成する方法も可能です。
テーパファイバーの特性は用途によって異なります。
レーザーダイオードや導波路との結合では、集光スポット特性を導波路特性と一致させることが重要であり、ビーム品質が重視されます。
一方、フォトダイオードとの結合では、集光スポットが検出器より小さければ十分であるため、高品質ビームは不要であり、低コストでご提供可能です。
対応可能なファイバーは、シングルモード、マルチモード、PANDA型偏波保持(PM)ファイバーです。
マルチモードファイバーの場合は、曲率半径とテーパ角を持つ研磨型に限定されます。
レーザーダイオードやVCSELからファイバーへ高い結合効率で集光させる用途には適していますが、
シングルモードファイバーやPMファイバーのように出射光をスポットに正確に集光することはできません。
PMファイバーはシステム全体における光信号の偏光を制御し、偏波依存損失(PDL)や偏波モード分散(PMD)を抑制するために不可欠です。
これは10 Gb/sシステム、さらには40 Gb/s以上の次世代高速システム開発において重要な役割を果たします。

Laser Shaped End Face

Polished End Face

Hermetic feedthrough for tapered/lensed fibers with metal or glass solder
特長
- 広い波長範囲 400~2000nm(これ以外の波長は要相談)
- 導波路、LD、PDの結合効率の向上
- SMF、MMF、PMF
- 端面ARコート可能
- スポットサイズ、テーパー形状指定可能
仕様
TAPERED AND LENSED FIBERS
| 焦点スポットサイズ *1 | 2.0 ~ 6.5 µm, 13.5% (1/e2) |
|---|---|
| スポットサイズ公差 | ± 0.5 µm (Standard) ± 0.25 µm (要相談) |
| Working Distance *1 | 3 ~ 30 µm |
| Working Distance 公差 | ± 10 % |
| 偏波消光比 | >20 dB (Standard Grade) >25 dB (Medium Grade) >30 dB (Premium Grade) |
| ファイバータイプ | シングルモード、マルチモード、偏波保持(PMF) |
| 同心度 | 0.7 µm(standard)、 0.25 µm(premium) |
| 最小被覆除去長さ | 5 mm |
| 被覆除去長さ公差 | ± 1 mm |
| 反射減衰量 | -20 dB standard -25 dB AR コーティング |
-
*1Working Distance はスポットサイズに依存します。要相談
SMF-28の場合の一例
| スポット径(µm) | Working Distance(µm) |
|---|---|
| 2.0 | 11.0 |
| 2.5 | 14.0 |
| 3.0 | 16.5 |
| 3.5 | 19.0 |
| 4.0 | 21.5 |
| 4.5 | 24.0 |
| 5.0 | 26.0 |
| 5.5 | 27.5 |
| 6.0 | 29.0 |
| 6.5 | 30.5 |
用途
- アクティブコンポーネントのピッグテール化
- DWDMデバイス
- 導波路のパッケージ化
- MEMSの結合
- 小型光ファイバーコンポーネント
- 円偏光、楕円偏光出力との結合
注文方法
型番の一例
TSMJ-X-1550-9/125-0.25-7-5-18-2
- コネクターなし
- 波長:1550nm
- ファイバー:SMF-28 9/125µm
- ジャケット径:0.25mm
- 被覆除去長:7mm
- スポット径:5±0.5µm
- Working Distance:18±2µm
- 全長:2m
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