ベアファイバーアダプターは、剥き出しの光ファイバーをコネクターの形状で固定するためのアダプターです。

パワーメーターへの接続、終端処理されていないファイバーの検査、などコネクターが必要だけれども、コネクター加工を行えない場合に最適な部品です。

特長

  • 使いやすい
  • 何度でもご使用いただけ、清掃も容易
  • ばねクランプ、マグネチック・クランプの2種類
  • マグネチック・クランプによりファイバーへの応力を低減
  • PMFにも対応(マグネチック・クランプのみ)
  • FC, SMA, LC, ST, SC, E2000
  • クラッド径80~250µm

型番

型番 仕様
BARE-03-127-M FCコネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ
BARE-05-127-M SMA 905コネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ
BARE-08-127-M STコネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ
BARE-SC-127-M SCコネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ
BARE-LC-127-M LCコネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ
BARE-E-127-M E2000コネクタ、125µmファイバ用、マグネット・クランプ

用途

  • パワーメーター、光源、OTDR、消光比メーター、などの測定器との接続
  • 終端処理されていないファイバー、ファイバースプール、などの検査

使用方法1

使用方法1

  • ベアファイバーアダプターをケーブル無しファイバーで使用する場合は②へ進んでください。
    ケーブル付きファイバーを使用する場合は、外被(ジャケット)を約3インチ(約7〜8 cm)剥き、
    露出した補強材(通常はケブラー繊維)を切り取ります。
  • ファイバーを挿入できるよう、バッファを十分な長さだけ剥ぎます。
    剥離長は 約15〜20 mm を目安とします。
  • 露出したクラッド部をアセトン、またはイソプロピルアルコール(試薬グレード)で清掃します。
  • ファイバー固定:
    【4a. マグネットクランプの場合】
    マグネットクランプを開き、剥いたファイバーをバッファ部が当たるまで挿入します。
    その後、クランプを閉じてファイバーを固定します。

    【4b. スプリングクランプの場合】
    スプリング式バッファクランプを押し下げ、受け穴に剥いたファイバーを挿入し、
    バッファ部が当たるまで押し込みます。位置が決まったらクランプを離して固定します。
  • クリービングペンを用いて、フェルール端にできるだけ近い位置で軽くスコア(傷付け)します。
    ※スコア中にファイバーが折れる場合は、傷が深すぎます。その場合、端面品質が悪化し、高損失の原因になります。
  • スコアしたファイバーを真上に引き抜きます。スコア部で綺麗に切断されるはずです。
    ※真上に引かないと端面品質が悪化し、高損失につながります。
  • ルーペで端面を確認し、必要に応じて調整してフェルール端と面一にします。
  • ファイバーは使用可能な状態になりました。
    アダプターを光学測定器のレセプタクルに挿入してください。
クリービングペンでファイバーに軽くスコアを入れ、真上に引き抜いて切り離します。 クリービングペンでファイバーに軽くスコアを入れ、真上に引き抜いて切り離します。

使用方法2

使用方法2

  • ベアファイバーアダプターをケーブル無しファイバーで使用する場合は②へ進んでください。
    ケーブル付きファイバーを使用する場合は、外被(ジャケット)を約7〜8 cm剥き、露出した補強材(通常はケブラー繊維)を切り取ります。
  • ファイバーをクリーブできるよう、バッファを十分な長さだけ剥ぎます。剥離長は使用するクリーバーの種類によって異なりますが、通常は25〜35 mm程度が適切です。
  • 露出したクラッド部をアセトン、またはイソプロピルアルコール(試薬グレード)で清掃します。
  • ファイバーをクリーブし、約11〜13 mmの露出ファイバーが残るようにします。(右図参照)
  • ファイバー固定:
    【5a. マグネットクランプの場合】
    マグネットクランプを開き、剥いたファイバーをバッファ部が当たるまで挿入します。その後、クランプを閉じてファイバーを固定します。

    【5b. スプリングクランプの場合】
    スプリング式バッファクランプを押し下げ、受け穴に剥いたファイバーを挿入し、バッファ部が当たるまで押し込みます。位置が決まったらクランプを離して固定します。
  • ルーペで端面を検査し、必要に応じて端面が面一になるよう位置を調整します。
  • ファイバーは使用可能な状態になりました。アダプターを光学測定器のレセプタクルに挿入してください。
クリービングペンでファイバーに軽くスコアを入れ、真上に引き抜いて切り離します。 ベアファイバーアダプター用に、外径3 mmジャケット付きファイバーをベアファイバーとして準備する手順。
(本構成では外径900 µmのタイトバッファ版を使用)

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