偏光プローブは、2つの偏光チャンネルを備えており、偏光ラマンスペクトルの取得が可能です。偏光ラマンは、偏光レーザー励起と偏光フィルターを組み合わせた技術で、2本の収集ファイバーそれぞれに異なる方向の偏光フィルターを配置しています。1本はレーザーの偏光方向と平行、もう1本は垂直に配置されます。
この手法で得られるスペクトル情報は、分子の配向や振動対称性の理解を深めます。特に結晶格子のような秩序ある環境内での分子の配向を調査する際に有用です。
仕様
スペクトル範囲 |
200 ~ 3900 cm-1(ストークス領域) 広範な波数帯で高精度な測定をサポートします。 |
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励起波長 |
514 nm、532 nm、632 nm、670 nm、785 nm (782-788 nm)、830 nm(785 nmを除き、指定波長の±1.5 nm以内に対応)。 |
作業距離 |
標準:7.5 mm |
ファイバーサイズ |
105 µm励起ファイバーと200 µm収集ファイバーを永久アライメント。 |
フィルター効率 |
特許取得の設計で、入力・出力ファイバーからのレーザーラインやクォーツスペクトルを完全に除去(レーザー波長でO.D. > 6)。 |
温度耐久性 |
堅牢なプローブで、最大80ºCまで対応。信頼性の高い設計で安心して使用可能です。 |
ケーブル長 |
標準:1.5 m コンパクトで取り回しが簡単です。 |
安全機能 |
手動式セーフティシャッターでレーザー出力を遮断。クラス I サンプルホルダーも利用可能。 |
カップリングシステム |
標準FCコネクター対応、SMA 905コネクターも選択可能。柔軟な接続オプションで多様な用途に対応します。 |
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