コンパクトで高性能なデジタル変換ソリューション
アナログ信号を正確なデジタルタイムスタンプへ変換
FLIM LABS社の USB給電式CFDモジュール(CFD : Constant Fraction Discriminator)は、フォトマルチプライヤー(PMT)やパルスレーザーの同期出力など、振幅が変動するが立ち上がり時間が一定のアナログ信号を、正確なデジタルタイムスタンプへと変換する高性能な電子機器です。
主な特長
コンパクト設計
サイズは 87x87x40 mm、重量225gと軽量で、USB Type-Cからの給電により、モバイルバッテリーやスマートフォンの充電器からも電源供給が可能です。
多様な出力
4つのデジタル出力(2 x LVTTL@50Ω、2 x LVDS over USB Type-C)を備え、既存の実験セットアップへの柔軟な統合が可能です。
高精度なタイミング性能
立ち上がり時間500ps未満、ジッター15ps未満、最大繰り返し率140MHzと、高速かつ高精度な信号処理を実現します。
入力信号の極性対応
正負両方の入力信号に対応し、極性スイッチにより簡単に切り替えが可能です。
出力パルス幅の調整
専用のポテンショメーターにより、出力パルス幅を5nsから250nsの範囲で調整できます。
物理的ディレイラインの採用
入力信号の立ち上がり時間に合わせて、外部ケーブルで遅延線の長さを調整することで、最適なデジタル変換が可能です。
概要
この製品は、蛍光寿命イメージング(FLIM)や分光測定など、時間分解測定を必要とする研究において、信号のデジタル変換を高精度かつ簡便に行うための理想的なソリューションです。
仕様
入力信号の数 | 1 |
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出力信号の数 | 4 |
コネクタータイプ | SMA |
入力極性 | Positive or negative signals |
最小入力パルス幅 | 700ps |
立ち上がり時間 | < 500ps |
ジッター | < 15ps |
出力パルス幅 | 5ns~250ns |
最大繰り返し率 | 140MHz |
最小入力検出信号 | +/- 100mV |
最大入力振幅 | 5Vpp制限 |
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出力振幅 | SMAコネクター経由 2.5V @50Ω負荷, USB Type-Cコネクター経由 LVDS |
インピーダンス | 50Ω |
ディレイラインの長さ | 入力信号の立ち上がりタイミングに基づいてケーブル長を選択可能(1ns~30cm) |
電源 | USB給電(USB Type-Cコネクター経由) |
サイズ | 87 x 87 x 40 mm |
重さ | 225g |
同梱品 | CFDモジュール本体, SMA同軸ケーブル(物理ディレイライン), USB Type-C電源ケーブル |
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