「柔軟性」と「高精度」を兼ね備えた、カスタム対応可能なガラス製偏光子
colorPol® S - Structurized Polarizer は、モザイク方式の構造化ガラス偏光子です。薄型ガラス基板を高精度に切断し、異なる波長域や偏光方向、透過/遮光パターンのセグメントを自由に組み合わせて1枚に集約できます。
これにより、複雑な光学系においても部品点数を削減しながら設計の自由度を大幅に高め、多彩なスペクトル制御をシンプルな構成で実現します。
AR コーティングや特殊形状など、追加加工も承ります。
「この領域だけ偏光方向を変えたい」「UV と NIR を 1 枚にしたい」など、お客様の課題をお聞かせください。

特長
セグメント単位のカスタムで、多波長・多偏光対応
波長域・偏光方向・透過/遮光パターンを自由に組み合わせ、1枚の基板上に多機能なセグメントを分割配置可能。異なる光学特性を1枚に集約できます。
高精度な加工技術
ウェハーソーによる精密ダイシングで、エッジがシャープなセグメントを実現します。
形状・寸法の柔軟対応
円形・矩形・三角形から複雑形状まで、用途に応じたカスタム形状の加工が可能です。
反射防止コーティング(オプション)
ARコーティングにより、表面反射を低減するオプションを選択できます。
仕様
| 基板材質 | colorPol® ガラス偏光子 |
|---|---|
| 波長範囲 | 340 - 2650 nm |
| コントラスト比 | ベースとなる偏光子と同等 ※1 |
| セグメントサイズ | 目安 2 – 20 mm(形状・数に一部制限あり) |
|---|---|
| 形状 | 正方形・長方形・三角形 他 カスタム可能(制限あり) |
| 選択可能特性 | 偏光軸・波長範囲をセグメント単位で設定 |
| 偏光軸のアライメント | < 0.5 – 2° |
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※1使用するcolorPol® 基板の仕様に準拠
ご留意点
- モザイク方式では 形状・サイズ・枚数に物理的制約 が生じます。
- 異なる偏光軸・波長帯を持つセグメントの複雑配置には、レイアウト検証が必要です。
製造工程
以下は基本的なモザイクパターンのcolorPol® 偏光子の製造工程になります。
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①要求された光学特性を備えた長方形のcolorPol® 偏光子
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②ウエハソーなどで精密にセグメントに分割します。
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③光学ガラス上の所望のパターンへの組み立てます。
それぞれのピースは、所定の順序に従って丁寧に組み立てられます。 -
④偏光子をガラスとガラスでサンドイッチのように挟み、光学用接着剤で固定します。
その後、最終的な形状とサイズに合わせて、研削、研磨、コーティング、切断、穴あけなどの加工をさらに行います。 -
⑤CODIXX社の構造化ガラス偏光子(モザイク方式) colorPol® Sの完成です。
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