ミュラーマトリクス ・ ポラリメーター
AxoScan

約3mmビーム径の測定で、サンプルの偏光特性である完全なミュラーマトリクスを30msで測定します。 優れた高速性、測定精度を備えたAxoScanは、偏光 / リターダーフィルム、液晶ディスプレイメーカーおよび多くの関連企業によって世界中で使用されています。

ミュラーマトリクス
ミュラーマトリクスとは、サンプルの持つ偏光特性を16個要素(4x4)からなる行列で表現したものです。 AxoScan、AxoStepは、サンプルのミュラーマトリクスを測定、解析するのでサンプルの光学特性を素早く、高精度に理解することができます。

ミュラーマトリクスからの測定、解析方法は、これまでの測定システムでは測定、解析が不可能であったサンプルでもその解析を可能にします。

例えば、層ごとの光軸がずれている積層構造を持つリターダースタックは、測定結果に楕円リターダンス(Elliptical Retardance)が発生します。 このようなサンプルは、これまでの測定手法の測定器では “光軸ずれ” を検出できず、誤った結果しか表示されませんでした。 しかし、ミュラーマトリクスではその特性のすべてが明らかになります。

測定されたミュラーマトリクスから、透過率、偏光特性(偏光子効率、透過軸向き、出射偏光など)、リターダンス、および偏光解消の特性を一度にすべて取得することが可能なのです。

今後、新しいアプリケーションや新しいタイプのサンプルが登場しても問題ありません。 ミュラー行列には、サンプルのすべての偏光特性が含まれています。 取得したミュラーマトリクスをそのアプリケーションに合わせ解析することで、そのサンプルを知ることができるのです。

アプリケーション

ポラライザー

主には、偏光子効率(減衰の大きさ)、透過軸方位の測定が可能です。 また、サンプルから出射される偏光状態(リニア、楕円、円)を計測しポアンカレ球上に表記します。 ポラライザーとリターダーの積層フィルムも測定可能です。

リターダー

リターダンスの大きさ(R0)、Fast軸方位の測定が可能です。 サンプル中を最も速く伝搬する偏光状態(リニア、楕円、円)をポアンカレ球上に表記します。 傾斜測定を行うことで、斜め位相差(Rth)、屈折率楕円体の傾斜角(β)の測定も可能です。

液晶パネル

様々な液晶モードのセル厚、配向方位、ツイスト角、プレチルト角を一度に測定します。 テスト用の液晶セル、市販されているLCDパネル、または重合フィルムに適用できます。

エリプソメトリー

反射型セットアップでの測定では、薄膜の屈折率と厚さを求めることができます。 完全なミュラーマトリクスを取得するAxoScanでは、測定対象は等方性薄膜に限定されません。 一軸、二軸の異方性薄膜および基板も、問題なく測定することができます。

複屈折(応力起因による)

AxoScanは、非常に小さなリターダンス(0.1nm未満)も測定可能です。 サンプルのわずかなリターダンスとFast軸の方位をマッピングすることで、応力によって引き起こされる複屈折パターンが明らかになります。

生物学的サンプル

整列したコラーゲン繊維は、かなりの大きさのリターダンスを引き起こします。 AxoScanは、心臓弁の培養に使われるコラーゲン組織の選択に使用されており、繊維方位が所望の形状に適切に配向しているかの用途に使用されています。

反射デバイス

VRTF(反射型ステージ)を使用することで、透過、反射のセッティングでサンプル測定が可能です。 AxoScanは、LCOS、半透過LCDパネル、コレステリックフィルター、光リサイクルフィルムなどの反射デバイスのテストに使用されています。

偏光レイトレーシング(Polarization Ray Tracing)

測定されたミュラーマトリクスをそのまま偏光レイトレーシングのシミュレーションに使用できます。 複雑な偏光特性を持つサンプルでも、入力した偏光がどのように変化するのかを予測することができます。


ステージ

OPMF : 回転傾斜ステージ

OPMFステージは、AxoScanで使用される最も一般的なステージです。 サンプルの傾斜時の偏光特性の評価時に使用されます。

  • 視野(FOV)解析用の極角および方位角測定
  • 傾斜時のリターダンスパラメーター(R0、Rth、およびβ)
  • 透過性サンプルの屈折率楕円体(nx、ny、nz)
  • 液晶のプレチルト測定、垂直配向液晶のセルギャップ測定 など

OPMF-1 : 傾斜角(極角): -55°~+55°
OPMF-2 : 傾斜角(極角): -75°~+75°

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XY200 : XYステージ

XY200は、サンプルの偏光特性のマッピング用に使用されるステージで、最大200 x 200mmまでスキャンが可能です。

  • サンプルの偏光特性の分布解析
  • ユーザによる測定範囲、およびマスキング領域範囲を指定可能
  • スプレッドシートへのデータのエクスポート
  • GO / NG アプリケーション向けユーザー設定
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VRTF : 透過 / 反射ステージ

VRTFはステージの中でも最もフレキシブルなステージであり、ポラリメトリーとエリプソメトリーを両立したステージで、透過と反射モードをオートマチックに変更可能です。 反射では10°~90°、透過では-55°~ +55°の傾斜角が可能です。

  • 透過型 / 反射型の両ステージの機能を1台に
  • 傾斜リターダンスパラメーター、屈折率楕円体
  • 薄膜の屈折率、厚さ測定
  • LCOSと反射型ディスプレイのテスト

MSRS(オプション : 回転ステージ)、XY50(オプション : 50x50mmのXYステージ)を付加することで、さらなる測定の自由度が広がります。

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FSVM : 自立型垂直マウント

FSVMは、シンプルな取付マウントです。 サンプルプレート上には、方位角を調整可能な基準エッジが含まれています。

FSVM:自立型垂直マウント

OBHM : 光学ベンチ水平マウント

OBHMは、AxoScanを光学ベンチにマウントする場合のツールです。 より自由な設置をお求めの方向けのマウントです。


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