Mokuシリーズの中で最高スペックを持つ、フラッグシップモデル
次世代のテストの世界へようこそ。 Moku:Proは、洗練された『FPGAベースのアーキテクチャ』、『高帯域で低ノイズのアナログ ・ フロントエンド』、そして『堅牢なネットワークとストレージ』により、性能と柔軟性を両立させています。 柔軟性のために性能を犠牲にすることなく、必要な機器のすべてを瞬時に利用できます。
革新的なハイブリッド ・ フロントエンド ・ デザインは、複数のADCから周波数に依存した信号のブレンドを行い音響から無線周波数まで卓越したノイズ性能を発揮します。
1つのハードウェアプラットフォームに、最大14種類のプロフェッショナルグレード機能が搭載されているので、エンジニアや研究者はテストベンチを効率化したり、研究室を自宅に持ち帰ったりすることができます。
特長
4 アナログ入力
最大 600 MHz, 5 GSa/s
4 アナログ出力
最大 500 MHz, 1.25 GSa/s
ハイスピード
オンボード・ストレージ
120 GB SSD
ノイズ フロア
30 nV/√Hz
クロック安定性
0.3 ppm
入力→出力のレイテンシー
< 650 ns
最新の接続方法
WiFi, Ethernet, USB-C
FPGA Powered
Xilinx Ultrascale+
搭載機能一覧
ベーシックモデル:5 機能搭載
フルオプションモデル:全 12 機能搭載(ベーシックモデルの 5 機能に加えて、以下7機能を搭載)
個別追加オプション
ベーシックモデルに、搭載機能以外の機能も、個別に追加が可能です。
新機能
マルチ・インスツルメント モード
Moku:Pro の『マルチ・インスツルメント モード』では、複数の機器を同時に動作させることができ、これらの機器を相互に接続してカスタマイズされたテストシステムを構築することができます。
このモードで動作する測定器を連鎖させて、高度な信号処理パイプラインを構築することができます。上級者は、Moku Cloud Compile で設計したカスタム機能をドロップインすることもでき、これまで以上に柔軟に対応できます。
また、アナログ入力、アナログ出力、隣接する機器との接続は、ランタイムで設定可能なので、すぐに使用できます。あなたの Moku:Pro がさらにパワフルになります。
Moku クラウド コンパイル
上級ユーザーは、Moku:Pro の FPGA にアクセスして、独自の VHDL コードを記述することで、カスタムのデジタル信号処理を実装することができます。このクラウドベースのツールは、ブラウザから直接アクセスすることができ、ソフトウェアを一度もダウンロードすることなく、カスタムアルゴリズムの開発、コンパイル、Moku:Pro への展開が可能です。
『マルチ・インスツルメント・モード』でのみ利用可能で、カスタム・コードは Moku:Pro のプロフェッショナル・グレードのインストゥルメントのどれとでも連携できます。
技術仕様
アナログ I/O
アナログ入力
チャネル | 4 |
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帯域幅 (-3 dB) | 600 MHz (up to 2 ch) 300 MHz (up to 4 ch) |
サンプリングレート | 5 GSa/s (1 ch) 1.25 GSa/s (4 ch) |
分解能 | 10 bit and 18bit ADCs with automatic blending |
入力インピーダンス | 50 Ω / 1 MΩ |
入力カップリング | AC / DC |
AC カップリング | 16 k Hz into 50 Ω 1.3 Hz into 1 MΩ |
カットオフ (-3 dB) | 30 Hz into 1 MΩ |
入力換算ノイズ | 30 nV/√Hz >@ 100 Hz |
入力参照ノイズ | 500 µV RMSBNC |
アナログ出力
チャネル | 4 |
---|---|
帯域幅 | 500 MHz (± 1 V), 100 MHz (± 5 V) |
サンプリングレート | 1.25 GSa/s |
分解能 | 16 bit |
最大電圧幅 | 10 Vpp into 50 Ω |
出力インピーダンス | 50 Ω |
出力カップリング | DC |
特長とアクセサリー
ユーザーインターフェース | iPadOS App |
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プログラミング環境 | Python MATLAB |
追加ポート | Ethernet USB-C 10 MHz reference clock in and out |
外部トリガ入力
トリガ波形 | TTL 互換 |
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トリガ帯域幅 | DC ~5 MHz |
トリガインピーダンス | Hi-Z |
最小トリガレベル | 1.8 V |
最大トリガレベル | 5 V |
コネクタ | BNC |
タイムリファレンス
オンボード | 周波数:10 MHz 安定度:<300 ppb |
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10 MHzリファレンス入力 | 想定波形:サイン / 矩形 周波数:10 MHz ± 20 kHz 入力範囲:-6 dBm ~ +10 dBm コネクタ:BNC |
10 MHzリファレンス出力 | 波形タイプ:矩形 出力周波数:10 MHz 出力レベル:-6 dBm コネクタ:BNC |
サイズ・各部名称
ノイズ仕様
入力電圧ノイズ
「入力電圧ノイズ」は、アナログ入力のノイズフロアを表し、振幅スペクトル密度(1 Hz 帯域幅に正規化されたさまざまな周波数での入力電圧ノイズの大きさ)として表されます。ノイズフロアより下の信号の特徴を解決することは不可能です。入力電圧ノイズは、弱い信号アプリケーションで信号対ノイズ比(SNR)を制限する可能性があるため、ロックインアンプの重要な仕様です。
右図では、100 Hz でのノイズが 30 nV√Hz であることがわかりますが、全周波数帯域にわたって低い値を維持しています
ブレンド ADCs
Liquid Instruments 社の FPGA アルゴリズムは、10 bit および 18 bit ADC からの高速信号と低速信号を、自動的かつインテリジェントにブレンドし、全周波数帯域にわたってノイズ性能を最適化します。
単に全体のノイズを最小化するだけでなく、信号のユニティゲインの周波数特性を維持するようにフィルターリングネットワークを設計しています。
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