ファイバーカップル AO モジュレータ(FCAOM)を使えば、ファイバーレーザーの強度変調がシンプルで堅牢なシステムになり、タイミング・強度・レーザーの波形を直接制御できます。
G&H 社の Fiber-Q は、高い消光比・低損失・高安定な性能を PM および non-PM ファイバーで実現し、可視・近赤外の波長で最大 80MHz の変調レートまで可能です。
Fiber-Q シリーズのコンパクトで密閉されたハウジング設計は、医療向けレーザーシステムを含むすべての OEM システムに最適です。

それぞれの Fiber-Q には、AO 結晶内に音響波を作り出すための RF シグナルを発生するRF ドライバが必要です。
Fiber-Q を通過するビームの変調は、RF シグナルの周波数と強度によって左右されます。

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アプリケーションノート

仕様・データシート

タイプ 型番 波長 ファイバータイプ 立ち上がり/ 立ち下がり時間 動作周波数 データシート
VIS S-M200-0.4C2A-3-F2P, S-M200-0.4C2A-3-F2S 450 nm PM,SM 25 ns 200 MHz
VIS S-M200-0.4C2C-3-F2P, S-M200-0.4C2C-3-F2S 532 nm PM,SM 25 ns 200 MHz
VIS S-M200-0.4C2E-3-F2P, S-M200-0.4C2E-3-F2S 633 nm PM,SM 25 ns 200 MHz
IR T-M150-0.5C2W-3-F2P, T-M150-0.5C2W-3-F2S 780 nm PM,SM 50 ns 150 MHz
IR T-M200-0.1C2G-3-F2P 1030-1090 nm PM 10 ns 200 MHz
IR T-M300-0.1C2G-3-F2P, T-M300-0.1C2G-3-F2S 1060 nm PM,SM 6 ns 300 MHz
IR T-M200-0.1C2G-3-F2S 1060 nm SM 10 ns 200 MHz
IR T-M150-0.4C2G-3-F2S 1060 nm SM 30 ns 150 MHz
IR S-M150-0.4C2G-3-F2S 1060 nm SM 30 ns 150 MHz
IR T-M150-0.4C2G-3-F2P 1060 nm PM 30 ns 150 MHz
IR T-M200-0.1C2J-3-F2S 1550 nm SM 10 ns 200 MHz
IR T-M110-0.2C2J-3-F2S 1550 nm SM 25 ns 110 MHz
IR T-M080-0.4C2J-3-F2S 1550 nm SM 35 ns 80 MHz
IR T-M040-0.5C8J-3-F2P, T-M040-0.5C8J-3-F2S 1550 nm SM 100 ns 40 MHz
IR T-M300-0.1C16J-3-F2P 1550 nm PM 6 ns 300 MHz
IR T-M200-0.1C2J-3-F2P 1550 nm PM 10 ns 200 MHz
IR T-M110-0.2C2J-3-F2P 1550 nm PM 25 ns 110 MHz
IR T-M080-0.4C2J-3-F2P 1550 nm PM 35 ns 80 MHz
IR T-M040-0.5C8J-3-F2P 1550 nm PM 100 ns 40 MHz
IR T-M080-0.5C8J-3-F2P 1550 nm PM 100 ns 80 MHz
IR T-M080-0.5C8J-3-F2S 1550 nm PM 100 ns 80 MHz
IR T-M080-0.3C2Z-3-F2S 2000 nm SM 100 ns 80 MHz
IR T-M250-0.3C16Z-3-F2P 2000 nm PM 20 ns 250 MHz
IR T-M080-0.3C2Z-3-F2P 2000 nm PM 100 ns 80 MHz

FCAOM 詳細説明

ファイバーカップル AO モジュレータ(FCAOM)は、ファイバー内部の光の変調のため、ファイバーを破断せず AO 変調器を挿入するという意図で、G&H 社で当初は開発しました。
従来はファイバーレーザーの変調は master oscillator power amplifier (MOPA) で行われていました。
MOPA ではパルス波形が制約され、さらに別の半導体シードレーザーシステムが必要でした。
ファイバー付きの AO モジュレータを直接組み込む方がシンプルなアプローチであり、パワーハンドリング・信頼性・低損失という面で利点があります。

ファイバーカップル AO モジュレータ(FCAOM)はファイバーレーザーの出力の一時的な特性を直接コントロールできるので、パルス波形の選択が広がります。音響光学効果の副産物として、ファイバーカップル AO モジュレータの1次回折モードを通過する光には周波数シフトとビーム偏向が起こります。
このため Fiber-Q は強度変調器としてだけでなく、ヘテロダイン干渉計のようにレーザー以外の用途に使えます。
最近ラインアップに追加された可視 Fiber-Q は、顕微鏡やフローサイトメトリなどのバイオメディカル用途のオールファイバー機器をより小型化することを可能にすることでしょう。

低挿入損失・高消光比・低反射ロスに設計されたファイバーカップル AO モジュレータをG & H社は提供しています。
Fiber-Q シリーズの一般的な光学性能は、

  • 挿入損失:2dB まで(モデルによる)
  • 消光比:50dB
  • 反射ロス 40dB
  • 偏光消光比:20dB(PM モデル)

信頼性の高いファイバー変調器をつくるため G&H 社は光通信部品の設計で培った技術と経験を投入し、高出力レーザーのハンドリングと精確なファイバーアライメントのため生産工ほどと設計を見直しました。
G&H 社はニ酸化テルル(TeO2) 結晶を自社で成長させ、研磨し、低光散乱と厳しい品質基準を達成するためのすべての生産工ほどを実行しています。
このことが製品の継続した高信頼性・耐ハイパワー性・高性能を確かなものとしています。

G&H 社はファイバーカップル AO モジュレータの開発でマーケットをリードし続け、バイオメディカルやセンシング向けの要求に合致する可視波長域 450~780nm のデバイスを提示します。
新製品の高速スイッチング Fiber-Q デバイスは、赤外域でファイバーレーザーの効果的なパルスピックを可能にします。
ほとんどのデバイスは3ファイバーポートの構成でもご提案できます。
量産の OEM 用途の場合は特注の設計も承ります。

ファイバーカップル AO モジュレータの用途

  • バイオメディカル
  • 産業用レーザー・センシング
  • 研究開発
  • 光通信

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