各種機能説明

Dino-Liteは、幅広いユーザー様のご要望に応えるため、様々な機能をご用意しています。

解像度

高画質が特徴の Premier シリーズの中でも最高の解像度、約500万画素のセンサを搭載。
2592×1944 px の超高画質で記録や観察が可能。精密な観察・撮影をされる場合にお勧めします。

超高解像度

SXGA の高解像度センサを搭載。HD クラスの動画で記録や観察が可能。
お肌や髪などのチェックから、工業製品の検査や研究用途など、プロ用から一般まで何でも幅広くこなします。

HD

VGA クラスのセンサを搭載。一般的な使用には十分な画質を誇ります。
デジタル顕微鏡への入門機としても最適。スキンケア、頭皮チェック、生物の生態観測等幅広く利用可能です。
新センサ、新回路搭載で、画質や感度が向上しました。
パソコンのスペックが低い場合でもサクサク動作するのもメリット◎

VGA

拡大倍率

拡大倍率とは、一般的なサイズのモニタ(約20インチ)を使用して、対象物をフル画面表示した場合の拡大率を表します。
例えば、拡大倍率が 200 倍の場合、1mm の大きさの対象物は約 20cm でモニタ上に拡大表示されます。
(モニタのサイズやモニタ上での画像表示状態によって、実際の拡大率は変わります。本体についている倍率の目盛りはあくまでも目安となります)

低倍率から高倍率まで、使い勝手の良い範囲で拡大率が変更できます。
個人用からプロユースまで幅広い目的でご使用頂けます。

拡大倍率

本体と対象物を密着させることなく、撮影・観察できます。
本体を入れることが出来ない狭いところにある物、液体中の物体、触れてはいけない精密機器の部品のチェックなど、本格的な業務用途としてもマルチにお使い頂けます。

望遠

本体と対象物を密着させることなく、撮影・観察できます。約 90 倍の拡大率においても、被写体との距離を約5cm 程度とることができます。
本体を入れることが出来ない狭いところにある物、液体中の物体、触れてはいけない精密機器の部品のチェックなど、本格的な業務用途としてもマルチにお使い頂けます。

拡大倍率

本体と対象物を密着させることなく、撮影・観察できます。約 40 倍の拡大率においても、被写体との距離を約 4cm 程度とることができます。10-90 倍のモデルに比べ、撮影範囲が広くとれ、全体を見渡したい用途などに向き、拡大鏡のようにお使い頂けます。
本体を入れることが出来ない狭いところにある物、液体中の物体、触れてはいけない精密機器の部品のチェックなど、
本格的な業務用途としてもマルチにお使い頂けます。

拡大倍率

超高倍率の光学系を搭載したモデルです。本格的な顕微鏡にも匹敵する拡大率で対象物に迫ります。

高倍率

最高 900-400 倍の超高倍率を実現。工業用、研究用、科学用など、大きな拡大率が必要な場合に威力を発揮します。

拡大倍率

接続方法

パソコンのUSB に繋いで、モニタ上での観察・記録が出来ます。
高機能ソフトウェア「DinoCapture 2.0」を通じて、様々な機能が利用可能です。
対応 OS:Windows, Mac (OS によってソフト機能が異なります)

PC USB 接続

TV のビデオ入力に接続して、テレビモニタに画像を映し出します。
お手持ちのテレビでプレゼンテーションなどする場合に便利です。

TV

携帯可能な液晶モニタ付きバッテリ内蔵のレコーダが付属。思った時に好きな場所へ持ち運んで使えます。
パソコン無しで、その場でSD カードに静止画や動画の記録が出来ます。TV への出力も可能です。

ポータブル

モニタや TV の DVI または HDMI 端子に接続して、パソコンを経由せずに、直接画像を映し出します。
HD の超高画質での観察が可能です。
(HDMIケーブルは同梱しておりません。HDMI 接続の場合には別途 HDMI ケーブルをご用意ください)

モニタ HDMI

モニタの D-Sub(15 ピン)端子(VGA 入力)に接続して、PC を経由せずに直接画像を映し出します。
高画質での観察が可能です。

モニタ D-Sub

光源

先端部に白色 LED 照明を内蔵。照明がない場所でも利用できるだけでなく、外光によらない同じ状態で観察・撮影が可能。
また LED の消灯することにより自然光を活かした観察・撮影が可能。
また特殊モデルについては他の光源と切り替えて併用が可能。
(消灯機能は非対応のモデルもございます)

白色LED

偏光(PL)フィルタを搭載。先端のダイヤルで偏光をコントロールすることにより、乱反射を抑えたより鮮明な撮影や観察が可能です。
お肌や毛根などのチェックから研究用途などプロユースもマニアックな用途も全てカバーします。
色への影響はありませんので、一般用として普通にお使い頂けます。

偏光

蛍光 480nm モデル(励起:510nm)は、青色 LED による励起照明とフィルタにより、GFP を含む緑色蛍光を観察・記録できる画期的なモデルです。
生化学分野でマイクロ流体チップ(microfluidic chip)をチェックすることにも使用可能。
またお肌のチェックにも大変有効で、実際に化粧品会社でも多数ご利用頂いております。

蛍光

蛍光 525nm モデル(励起:570nm)は、緑色 LED による励起照明とフィルタにより、OFP(オレンジ色蛍光タンパク質)と RFP(赤色蛍光タンパク質)を含む赤色・オレンジ色蛍光の観察や撮影が可能な画期的なモデルです。
DsRed を含む赤血球mの観察にも利用できます。

蛍光

蛍光 575nm モデル(励起:610nm)は、黄色 LED による励起照明とフィルタにより、mCherry を含むシアン赤色蛍光の観察が可能なモデルです。

蛍光

蛍光 400nm デル(励起:430nm)は、紫色 LED による励起照明とフィルタにより、シアン色蛍光の観察や撮影が可能な画期的なモデルです。
発生生物学、病理学、解剖学など幅広い分野に利用可能です。
また、お肌のメラニン色素のチェックにも使用できます。
また標本サンプルを染色なしで観察でき、パラフィン切片を使用する場合などにも大変便利です。

蛍光

紫外線マイクロスコープ。本体に紫外線の特徴を生かして、科学・工業分野で、また偽造検出(パスポート・ID カード・紙幣など)や、犯罪現場捜査・法医学・文書鑑定・法廷での証拠証明など法的分野での利用も可能です。
ライト切り替えボタンを使用することで「LD ライト→UV ライト→LED オフ」の切り替えが可能。
(紫外線 + 白色LED 搭載機)

紫外線

赤外線マイクロスコープ。内蔵された赤外線ランプとフィルタにより、暗い場所での観察・実験・検査・撮影が可能。
可視光に比べて波長が長く散乱しにくい性質を利用し、 煙や薄い布などを透過して向こう側の物体を見たり、偽造チェックなど、赤外線の世界が撮影可能。

赤外線

LED をストロボとして使い、動いている被写体をとめたり、手ぶれを軽減したりできます。
ぶれのため難しかった手持ち撮影にも効果絶大です。

ストロボ

ハード機能

アルミ合金の精密ダイキャストボディを採用。非常に剛性が高く堅牢さもアップしました。
精密さと高級感溢れるボディは実用的なだけでなく、使う喜びを感じさせてくれます。
ケーブルの断線防止、ピント調整時の画像の動きの改良、静電気防止、などの特長も備えます。

アルミ合金ボディ
  • ケーブルの断線を防ぐ接続部デザイン
  • 接着剤の使用を極力少なくし、ボディ剛性をアップ
  • ピントを調整している間の画像の動きを改良。高倍率でも精密な調整が容易に
  • 倍率ダイヤルの動きを改良。各倍率への移動がスムーズに
  • 倍率ダイヤルにロックを追加。ピントや倍率を固定し不用意に動くことを防止
  • マイクロタッチを改良
  • 静電気防止。これらの改良により機能と使い易さが向上しました。
倍率ダイヤルロック

先端部のアタッチメントの取外しや交換が可能。
取外すことにより、各種アタッチメントの使用が可能になります。
取外した状態ではレンズと対象物の距離を近づけられるので、すべての拡大率が制約なく使用できます。

先端部取外し

ボディにあるタッチ式スイッチにより、パソコンに触れることなく、画像を記録することができます。
ボディを手持ちの状態でそのまま撮影もできるので、チャンスを逃しません。

撮影ボタン

ボディにあるタッチ式スイッチにより、LED のオン・オフができます。
状況により、内蔵LED 以外のライティングも使用することができます。

LED ボタン

顕微鏡の接眼レンズ部分にセットするタイプのマイクロスコープです。顕微鏡の各口径 (23/30.0/30.5mm) に対応します。
(モデルによって対応する顕微鏡の口径が異なります) 金属顕微鏡、生物顕微鏡、双眼顕微鏡など、ほとんどのタイプの光学顕微鏡に使えます。 顕微鏡の映像をパソコンのスクリーンに映し出し、動画や静止画として簡単にキャプチャできます。研究・観察・検査など、本格的な業務用途としてマルチに使えます。

顕微鏡用

ソフト機能

静止画や動画の対象物の大きさなどを測定することができます。
豊富な描画や測定ツールで様々な方法で測定・分析が可能です。
測定値・描画・テキストは、編集したり、再編成したり、座駆除したりできます。
Excel に測定データをエクスポートすることもできます。(※機種によって対応していない機能があります)

測定

大きさが分かっている対象物を基準として測定のキャリブレーション(校正)か可能です。
これにより、測定精度を高めることができます。
キャリブレーションのプロファイルは機種や倍率などを変えて複数保存ができますので、用途や目的に応じて使い分けられます。

キャリブレーション

USB 接続モデル用のソフトウェア。モニタに画像を表示したり、動画・静止画としてパソコンに保存が可能。
テキスト・図形の張り付け、色・大きさの変更、カメラの画質調整など、様々な機能が利用可能。
また自動距離測定、自動判別・IPカメラ、バーコード読み取り等、先進的な機能を備えています。
(※機種により非対応の機能があります)

ソフトウェア

異なる露出の一連の画像合成し一枚の画像にすることで、ダイナミックレンジ(明暗の範囲)を拡大します。
明暗の差が大きかったり、反射光が入ってくる対象物などの場合、暗部のつぶれや白とび(反射光などで白く飛ぶ)を抑え、ダイナミックレンジを拡大します。
そのため、細部まで再現されたより自然な画像が得られます。

EDR

異なる焦点の一連の画像を合成し一枚の画像にすることで、被写界深度 (焦点の合う範囲)を拡大します。
表面に凹凸のある対象物でも、ピントの合う範囲が広くなり、 対象物がくっきりと映し出されます。
また合成前の一連の画像もファイルから見ることができるので、オリジナル画像と比較できます。
異なるピントを持つ画像は、被写界深度の参考情報としても利用できます。

EDOF

Dino-Lite 本体のダイヤルの倍率を変更すると、それに追随して、自動的にリアルタイムでその倍率がソフトウェア上に反映されます。 測定の精度・効率アップに貢献します。

AMR

補足解説

10~230 倍モデルは、対象物と密着した状態で約55倍と約 200 倍の2か所でピントが合います。
密着した状態では手ブレは起きにくいので、この倍率で手持ちでの観察や撮影が可能です。
(約 55 倍~200 倍の間での使用には制約がございます。
この間の倍率をご利用される場合は、先端部取り外し可能なモデルのご利用をお勧めします)

拡大倍率

ノーベル化学賞を受賞した下村博士により発見された GFP(緑色蛍光タンパク質、Green Fluorescent Protein)は、今や遺伝子工学に欠かせない技術として、世界中で様々な動植物の遺伝子研究に使われています。
Dino-Lite 蛍光モデルは、実際にゼブラフィッシュによる遺伝子研究などでその機能が実証されており、研究コストの大きな削減や障壁を取り除くことが期待できます。また既存の蛍光顕微鏡に比べて、高域透過型のフィルタを搭載することなどにより、より広い蛍光波長での可視性と高い感度を実現しました。
試料の位置や焦点を確認しやすくするために、励起光と白色光の光源を切り替える機能を搭載。
また露出調整機能を使い、異なる蛍光輝度の観察も容易です。

蛍光

望遠モデルにおいて、距離を離した状態で、しかも低い倍率で、対象物に照明を当てることは難しい課題でしたが、先端部取り外しモデルとアダプタによりこの難題を解決することができました。

望遠

顕微鏡取り付けモデル(Dino-Eye)は、Dino-Lite のようには LED で照明をあてることはできませんので、このような低照度下でも十分な感度を得られるようセンサと回路を改良し高画質を実現しました。

顕微鏡
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